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2008/01/06

超人の面白翻訳 39 携帯翻訳 『スロヴェニア人が見た不思議な国・ニッポン』連載最終回

  私はオランダのチューリップの写真が含まれていた実家からの荷物に感激した。世界で有名なチューリップだがもちろん日本の桜も有名だ。故郷では毎年樹木園があるが、いろんなたくさんの花が陳列されている市の公園では草花大会が開かれる。手紙の結びで家族の者たちは、桜を自分たちの一部と見なしてから、もともとの桜に興味を持ってくれているが、私たちの桜はこの時期白くて未熟だ。かたくて匂いも良い花びらは大きい。桜はいちごや黒いちごと同じくジューンフルーツと呼ばれている。
  自分たちの生活では予期せぬ楽しい経験をすることがよくある。日本の能楽堂の舞台稽古の時でもそうだった。その時は3人の外国人と一緒だった。専門的に舞台稽古を積んだ能楽師が所有している家で稽古が行われて以来、地方の個人宅を訪ねるのは初めてであった。前に言った舞台稽古は若い後継者が指導していた。私は多少能楽の知識は持っていた。もちろん私の研究からではないが、実際に見て経験することは本からだけの知識とはかけ離れて全く違っているのだ。足の動きと声の抑揚の稽古が2時間続いた後に、その能楽師は私たちをみんなで話し合う場に招いてくれた。彼は稽古舞台を楽しんだか私たち外国人には尋ねなかった。いや、彼は変な外国人の私たちに特別1時間あまり声を出して唄ったり舞台周りを実演してくれたりして私たちの質問に敢えて答えてくれたのだった。彼はシェークスピアの時代遥か前にこの古い能楽の非情な特徴を私が指摘した意味が妥当だと言ってくれたので、私はゼミの優秀な学生の気分になったような気がした。長い間経験したことがなかったことでまた、ユニークで独創的なものを知った機会だった。私たちは多少疲れた様子の能楽師に丁寧にお礼を言った。ところで、能舞台稽古についての会話を夢中で楽しんだすぐあとだった。私たちはその能楽師の最低限のことだけ語る言葉に圧倒され狂喜したのだ。
 
  どこの出身地だろうが、私たちは4月の天気が気まぐれで予測できないと考えがちだ。この地域でも同じだと思う。京都の空は大変美しく青いに違いないがまた、太陽が世界を照らす光線を遮って鉛色でどんよりとしたたくさんの雲に覆われることもあるのだ。時折日単位で降る雨の場合には、「英国の気候と似て全ては明白すぎる」とひそかに考えることにしている。島国生活だと考えて他にもたくさんの似たような現象があることには言及しないでおこう。
 しかしながら、この話は別の機会に・・・。(後編終了)

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