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2007/07/06

超人のドキッとする絵画 7 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅲ  

そして、花と静物のコーナーではフランス・スネイデルス(1579-1657)作「猿のいる静物」、ルーラント・サヴェレイ(1576-1639)作「鳥のいる風景」が構図や色彩面で面白い。これらの絵は初めてである。もし筆者の記憶が正しければの話しだが。最後のコーナーは日々の営みでここにはダーフッィト・レイカールト(孫)(1612-1661)作「農民の家族の祝宴」、存在感のある絵画の一枚、テオドール・ロンバウツ(1597-1637)作「歯抜き屋(にせ医者)」、コルネリス・ド・ワール(1592-1667)作「略奪する兵士のいる風景」が目を引いた。このフランドル派の画家から遅れること100年位後の18世紀、江戸時代の日本ではその得意な構図、色彩で有名な色彩の魔術師・画家、伊藤若冲が活躍していた。つい1ヶ月前に京都でこの若冲展を見る機会があった。16~18世紀の東洋と西洋には静物画一つ取っても細密の極意を堪能させてくれる芸術がここにはあった。手法や画法を超越してー。東と西は当時もあるところでは繋がっていたのだ。
ところで、数字の違いの不安はどう解消されたかー。翌日確認も含めて図書館でこの展覧会を主催した毎日新聞社の2007年6月8日の記事のコピーを取って読んだところで判明。やっぱりね、そうでなければおかしい。今回のブラハ国立美術館展は“70点のうち50点”は日本初公開と書いてあったのだ!だからアルバイト?の係員の生半可かな知識の話しを鵜呑みにしていては危ないのだ。
ちょっとした事実確認を急ぎ過ぎて肝心の絵画鑑賞の印象記が抜けていた。この時代の西洋におけるキリスト教は絵画にも色濃く反映しているけれども、庶民の生活風景が農民、職人と表情豊かに描かれている。動物の、特に犬の動きや表情が時代を超えて微笑ましい。また、細密な静物画も印象的。ブリューゲルの絵画にはもっとその人々の生活を描いたものがあったはずだが・・・。今筆者はBUNKAMURA ザ・ミュージアム出口のショップで購入した分厚いカタログを捲って再度楽しんでいる。
今夜はNIKKAウヰスキー・BLACKのon the rockで乾杯としよう。

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     【写真左: フランス・スネイデルス(1579-1657)作「猿のいる静物」 写真右: テオドール・ロンバウツ(1597-1637)作「歯抜き屋(にせ医者)」 いずれもカタログから】

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