« 超人のドキッとする絵画 5 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅰ | トップページ | 超人のドキッとする絵画 7 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅲ   »

2007/07/06

超人のドキッとする絵画 6 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅱ

生憎雨模様で蒸し蒸しする夕方だったが、館内はひんやりとしていて静けさの漂う別世界。ブリューゲルの遺産のコーナーではペーテルそしてヤン・ブリューゲル作「東方三博士の礼拝」、ヤン・ブリューゲル作「農民のいる村の道」、へイスブレヒト・レイテンス(1586-1656以前)作「きこりのいる冬景色」そしてフランドル派の画家(17世紀初頭)作「バベルの塔」が印象的。ところで、「バベルの塔」をじっくり見ながらボールペンでメモを取っていると、係員の女性が近寄ってきて、恐れ入りますが、ボールペンの使用は万が一そのカスなどが絵にかかると絵の修復が不可能になるためご遠慮くださいと注意された。一瞬ムカついたが、観念してシャーペンに切り替えた。ならば入口等に貼紙ぐらいしておいてもよさそうなもの。気分がよろしくないのだ。その切り返しと言うわけではないが、かつてこのような展覧会がありましたが、いつ、どこでとその時の出品とどう違うのか尋ねてみた。その係員は他の者に聞いてきますので少しお時間をくださいと立ち去った。その間次のコーナーのルーベンスの世界-神々と英雄のコーナーへ移動した。エラスムス・クエリヌス(子)(1607-1677)、ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)作(帰属)「カエサルの凱旋」、シャルル・ウォティエ(1650年代と1660年代に活動)作「若いバッコス」がいい。すると、お客さま、と先ほどの女性係員ではなく若い男性(アルバイト?)の係員が近づいて来て、その展覧会は17年前に上野の国立西洋美術館で開催していて、今回はその“70点のうちの20点”は未公開作品と説明してくれた。少なくとも筆者にはそう聞こえた。えっ、なんだ、ほとんどその時に見たものばかりじゃないか、少しガッカリするも、いや、花などの静物画もあるし、ちょっと数字が違うのではと考えながら出展名が書いてあるチラシを他の係員の女性からいただいて次のコーナー、ルーベンスの世界-キリスト教のコーナーへ足を運んだ。
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)作「聖アウグスティヌス」、アブラハム・ヤンセンス(c.1575/76-1632)作「マグダラのマリアの死」ではダ・ヴィンチコードで超有名になった「マグダラのマリア」Img150_4
で少し立ち止まる。肖像画コーナーではペーテル・パウル・ルーベンス作、工房「アンブロージオ・スピノーラ侯の肖像」が目を引き付けた。全体的な色調は黒褐色だ。この16後半の中欧は神聖ローマ帝国、ハプスブルク家から出た皇帝ルドルフ2世の治世時代で政治手腕はイマイチだったが、文化、芸術には力を注いだらしい。その都がブラハ。彼は当時のチェコの芸術家の手本にしようとフランドルの画家やオランダの画家達を優遇したとものの本には書かれているのだ。それにしても、黒褐色は光彩を放っている。<続<>

« 超人のドキッとする絵画 5 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅰ | トップページ | 超人のドキッとする絵画 7 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅲ   »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 超人のドキッとする絵画 5 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅰ | トップページ | 超人のドキッとする絵画 7 プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代 Ⅲ   »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31