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2007/06/23

クロカル超人の面白翻訳 携帯翻訳 21 『スロヴェニア人が見た不思議な国・ニッポン』

学生が一番身近くで親愛なる人に用意するクリスマスパーティー(私を含めた多くの住人は数千マイル離れている)には出席しなかったので、いわゆるメインストリートで新年を迎えることに決めた。私たちヨーロッパ人は市には広場があり、旧市街に置かれて市の広場の中心を表しているとみなしている。もちろん京都は広場ばかりではなく横断歩道もあるが、市の旧市街はつとに有名である。
そうだ、少し忙しい時間から解放されたあと、何も飾っていない喫茶店で日本人が新年をどう迎えるのか掴みたかった。結局実際は各々別々に祝っていると結論づけながら、私はメインストリートに集まっていた人込みに混じっていた。充分に楽しんだあと私は何か新しいものを用意した。外で新年を迎える初めての時だった。表現するのがむつかしい。「フレー」人込みの真ん中で打ちのめされていると、同時に私も気が動転して何も言えない。私の頭はみんなの上で高く居座ったままだった。私が立ったまま何かするかどうか多くの人も興味津々だった・・・。
伝統的な衣服を纏った三人の女性の後ろに立っていた。人生一度の経験の準備をしていた。が、私はまた間違っていたのだ。女性たちはタバコを取り出し携帯電話で少しショートメールを交換してから寮へ戻っていった。新年のお祝いのロマンチックなところは、予期せぬところでおじゃんになってしまったのだ。私は止まって最後のカウントダウンが始まる人々やバンバンと音を鳴らし始める爆竹や夜空を明るくする花火を待ち望んでいたけれども、沈黙以外に何もなかったのだ。誰もが初詣の気分に変わって静かに話しながら待っていた。世界に2006年の新年が明ける直前、約10人位が静かにカウントダウンを始めた。ほとんど呟いているような声で、である。彼らがしていなかったならば、実際に世界のこの地では2005年が終わったか知らなかっただろう。無礼を避けるため先に手袋をかけ、人々と握手して最善を祈ったが不要だった。誰もそうしていなかった。少し経ってから一人の女性の声が初詣をする場所から響き渡った。最初私は誰かが新年おめでとうと人混みに向かって祈っていると思っていた。また間違ったのだ。後になってはっきりと分かるにつれて、その声は多分初詣の案内の声だったかも知れない。

Heianjingu_1【写真: 平安神宮の初詣 平安神宮のHPから】
観光ではない京案内の本4冊を2007年6月24日付朝日新聞書評欄の中から。鷲田清一著『京都の平熱』(講談社 1785円) 杉本秀太郎著『京都夢幻記』(新潮社 1195円) 鶴岡真弓編著『京都異国遺産』
(平凡社 2100円) 木村万平著『京都破壊に抗して』(かもがわ出版 3360円)


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