« 超人の面白ラーメン紀行 57 『麺屋 武蔵』    | トップページ | クロカル超人が行く 56 最先端を走る「奈良県立図書情報館」 »

2007/02/17

グリーグ没後100年記念演奏会 Vol.1 グリーグと文学~詩・戯曲からのインスピレーションによる作品を集めて 

  祭日振替日の2月12日筆者は、西武線ひばりヶ丘駅中のファーストフード店で軽い食事を取っていた。演奏会開演の2時半までにはまだ余裕あるなと思いタクシーに乗り目的地のJ学園に開演前30分前に着いたのだった。羽仁吉一・もと子が創設者のユニークな教育理念で知られるJ学園は、フランク・ロイド・ライトとその弟子の遠藤新の設計による建物でも有名らしい。門を入って明日館らしき建物が左側にあるなと勝手に思い込みながら進んで行ったが、梅が満開のベンチ近くで立ち止まり、座っていた女子高生に明日館の場所を尋ねてみてビックリ(οдО;)、 オーマイゴッド! その建物はここではなく池袋なんですと、この女子高生は親切にパンフレットがある事務室まで案内してくれた。うっかりである。ホームページで住所など確かめなかったのがいけなかったのだ。その演奏会は2時半開演、今から池袋に電車で引き返したところで到底開演には間に合わない。遅れても行こう、こういう機会はめったにないのだからと自分に言い聞かせたのだった。
池袋西口メトロボリタン口を出て5、6分歩くとその重要文化財指定の建物、Meinichikan_1
明日館が見えた。ちょうどこの建物の敷地内で結婚式の記念撮影が行われていた。入るわけにはいかず守衛に尋ねると、それは左側先にある講堂だと教えてくれた。こうしてやっとの思いで会場にたどり着いたのだった。時計はすでに3時15分を指していて前半が終了しインターミッション直前だった。日本・ノルウェー音楽家協会主催のグリーグ没後100年記念第一回演奏会。グリーグと文学〜詩・戯曲からのインスピレーションによる作品を集めて。どんな演奏を聴かせてくれるか楽しみだったのだ。プログラムは演目と出演者のプロフィールそれに内容紹介が書かれた簡単なもの。

1.組曲《ホルベアの時代より》Op.40
2.歌曲
きみを愛す Op.5-3(詩:アンデルセン) Jeg elsker dig !
はじめての出会い Op.21-1(詩:ビョルンソン) Det første møde
白鳥 Op.25-2(詩:イプセン) En svane
睡蓮に寄せて Op.25-4(詩:イプセン) Med en vannlilije
3.組曲《シーグル・ヨルサルテファル》Op.56より
 休憩Pause
4.歌曲
 川のほとりOp.33-5(詩:ヴィニエ) Langs ei å
 ロンダーネにて Op.33-9(詩:ヴイニエ) Ved Rundarne
連作歌曲《山の娘》Op.67より(詩:ガルボルグ) Frau "Haugtussa"
ヴェスレモイ、ブルーベリーの丘の斜面、逢い引き
5.舞台音楽《ペール・ギュント》Op.23より Fra "Peer Gynt"
第1曲 前奏曲
 第8曲 ドヴレ山の王の広間にて
 第12曲 オーセの死
 第13曲 朝の気分
 第15曲 アラビアの踊り
 第16曲 アニトラの踊り
 第19曲 ソルヴェィグの歌
 第21曲 ペール・ギュントの帰郷
 第26曲 ソルヴェイグの子守歌

以上が演奏会の内容だ。語り小林ひかり、演奏は池内保子(フルート)、石橋なつか(ホルン)、井上勢津(ソプラノ)、平夏穂(ピアノ、フルート)、長崎美穂子(ピアノ)、藤咲真介(ホルン)、古川愛(ホルン)、松谷友香(ソプラノ)、谷敷さなえ(ピアノ)のノルウェー音楽家協会の面々。全てノルウェーに留学しているキャリアの人たちでもある。
この会場には常連だろうか、100人くらいの人たちが来ていて、その中にはノルウェー人が3人、うち1人は男性の姿もあった。この会場の講堂も古く歴史を感じる建物だ。そして、午後の一寸した陽射しがこの古い建物に入ると、明暗のコントラストが効いた光景が広がり、その光景はルーベンスやレンブラントの絵の光りを想像してしまうほどすばらしかった。フルートの音色もいい、ソプラノの歌もいい、果てはグリーグ様、あなたの曲は何処に ? こういう演奏会にあまり来た事がない筆者だったが、北欧の詩・戯曲とグリーグの曲を中堅の女性演奏家たち(男性も一人いたが)の優しい演奏で響き渡った1時間(筆者が聴いたのは)、ときに音が割れた感じもしたが貴重な充実した時間だった。このときすでにloss timeは筆者の中から消えていた。

Grieg_2007212_1


« 超人の面白ラーメン紀行 57 『麺屋 武蔵』    | トップページ | クロカル超人が行く 56 最先端を走る「奈良県立図書情報館」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 超人の面白ラーメン紀行 57 『麺屋 武蔵』    | トップページ | クロカル超人が行く 56 最先端を走る「奈良県立図書情報館」 »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31