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2006/11/29

超人のジャーナリスト・アイ 53 JR北海道開発 夢の乗物「DMV」

Cm_040213久し振りに地方発の起死回生策の真摯な姿を観た。この話の主人公は、JR北海道でその中身はと言えば、JR北海道車両部門が開発したレールを走るマイクロバスという世界初のDMV(DUAL MODE VEHICLEの頭文字を取って付けられた名称。二重式乗物)車両のことだ。あの幼稚園園児の通園に使われている黄色いマイクロバス(アメリカなどでは小学校の通学車両として走っていた。この光景をニューヨークやアトランタでよく見かけたね)、そのデザインと色には可愛さと愛嬌さがあるが、実際レールや道路を走っている姿は動物が駆け跳ねてるみたいで実にのどかなのだ。低コストを意識して開発した結果、一台1,500万円。道路からレールへの乗り換え、スイッチには一番苦労したらしく、雪除車の油圧で持ち上げている装置にヒントを得て改良に改良を重ねてようやく最近試運転のできるところまでこぎつけたらしい。試運転中に脱線という完成までの過程で「重傷」も負ったが見事に回復し、来年から営業開始を釧路あたりの線(線の名称が出てこない)で行なうという。そもそもなぜマイクロバスが車両に使われたか、読者諸氏はご存じだろうか。マイクロバスの幅と鉄道のレールの幅が合っていたからだそうだ。技術者の発想恐るべし、だ。この快挙は忽ち日本中に知られることとなり、路線廃止の憂い目にあっている地方自治体が目をつけ見学、視察が絶えないという。特に静岡県の富士市は、合併したことで市街地が広がり自動車通勤が増えたため、バスと鉄道利用者が減って頭を痛めているらしい。その富士市の市長自ら関係職員を引きつれて何度も訪れている。その甲斐実って最近地元の鉄道で試運転をしてまずまずの成果を収めた。スピードはそれほどではないが、車両が連結できることやレール→道路と乗りかえなしで病院などに行けてしまう利便性があり、コストはまだまだ下げられるとJR北海道車両部門関係者。安全性が保たれれば、まさしく夢の乗物なのだ。イギリスやドイツでも試みたが失敗している。久し振りの'おもろい'話題である。1日2,000人の乗客があれば採算は取れるらしいが、ラッシュ時は別として昼間の時間帯の利用者が少なすぎるらしい。15年前に比べて三分の一くらいになってしまったJR北海道管轄の路線にこの夢の乗物は、起死回生策の目玉になるか期待されている。
以上がTBSニュース23時の特集報道だった。

だが一方では、高速バスが走行中にエンジン付近が火を噴き火災になるトラブルが相次いでいることも報道されたばかり。バス寿命を延長して走らせた結果、エンジン付近の部品の磨耗、損失など金属疲労を起こし、また整備点検不良が見られたと事故調査委員会の報告があったが、あってはならない安全性の大いなる欠如だ。空恐ろしい。それではなぜこのような事態が何回も起こるのか。それは運賃競争で運賃コストが下がり、その分整備点検に十分回らないのだとか熟練整備士が不足しているとかバス会社と関係会社それぞれの現実があると専門家は指摘していた。怠慢そのものの現実が浮き彫りにした形だ。長距離を安く乗るにも利用者はそれだけ覚悟が要ることになる。他の国の典型的な例として、アメリカのグレンハント長距離運行バス会社は、こういった問題に対してどう対処しているのか聞いてみたいものだ。テレビ関係者の取材の突っ込みが今一だったか。【写真右上:JR北海道のHPより】

  

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