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2006/09/17

超人のドキッとする絵画 3 石田徹也

今回たまたま見た新日曜美術館が面白かった。不幸にして交通事故で31歳で亡くなった現代リアリズム画家・石田徹也。その絵は見る者にハッとするものを語りかけて止まない。以下はNHK新日曜美術館のHPと2,3ネット情報からの借り物で構成。

石田徹也は31歳の若さで去年亡くなった、無名の画家である。今年の6月、遺作集の発行と有志による小さな展覧会によって、その作品が各方面から注目を集めるようになった。石田の作品には、必ず石田自身の自画像と思われる人物が登場する。しかし、その人物が学校の校舎に閉じこめられる男に変身したり、便器に捕まりながら流されたり、葬式の場面ではプラモデルのように回収されるなど、現代社会が生み出す精神的な抑圧感や日常の中に潜んでいる怖さ危うさなどの負のイメージを鏡のように鮮やかに浮き上がらせる。
静岡県の焼津に生まれた石田は小学校の頃から絵の才能を発揮、武蔵野美術大学のデザイン科に入学。22歳で毎日広告デザイン賞優秀賞を受賞。24歳で日本ビジュアル・アート展グランプリを受賞。28歳で若手画家の登竜門であるVOCA展で奨励賞などの輝かしい受賞歴。将来を嘱望されながら180点の未発表作品を残して昨年亡くなった。
生前の石田を知る明治学院大学教授の山下裕二氏(美術史家)も、その才能を惜しむ一人。
番組では、山下氏が現代の若者たちと共に絵と対話すると共に、石田の関係者を訪ねて、その創作の軌跡をたどる。

[司会] 檀 ふみ、野村正育アナウンサー

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                                                                     追記。たまたま偶然にテレビ番組で石田徹也を取り上げることを知った筆者は、急いでその番組にチャンネルを合わせた。迷宮美術館だ。が、すでに番組は終わりの方で村山塊多のコーナーに移っていた。残念。筆者がこのコラムを書いてから2年近く経つが、アクセスが多く常に上位5位以内に入っている人気コラムとなっている。
"飛べなくなった人 石田徹也の世界"(石田徹也のHPから)は今現代の人々を捉えて飛び始めているようだ。そしてやがては日本だけではなく世界の人々に共感を呼ぶ日が来るかも知れない。そこには人間存在の普遍的な不安や怯えが宿っているのだ。スーパーリアリズム。東京都町田市の踏切事故で亡くなって3年、彼の絵は関係者の努力から離れて一人歩きしている。今秋「石田徹也展」が11月19日~12月28日まで東京都練馬区立美術館で開催予定。

追記2。石田徹也が亡くなって5年以上、九州で初めて個展が開催される。『石田徹也展〜今を生きる僕等の姿〜』。30点の作品とスケッチブックを展示。2012年4月28日(土)〜5月27日(日)まで。会場は三菱地所アルティア 福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8階。(2012年4月7日 記)

追記3。 足利市立図書館で開催中の石田徹也展がNHK『日曜美術館』で紹介されたらしい。9月にオンエアされたが筆者は見ていない。ネットでコンパクトな石田徹也の世界が見られる。
「飛べなくなった人石田徹也の不思議な世界」はこちら→http://matome.naver.jp/m/odai/(2013年10月28日 記)

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