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2006/07/26

超人の文学よもやま話 

  毎日新聞2006年7月26日付夕刊の文芸時評で文芸評論家の川村 湊氏が自然主義は復活するのか、自虐的な私小説が意味するものと題して東大の大学院まで出て学者となった小谷野敦、「非望」(文学界)、中卒の西村賢太、「暗渠の宿」(新潮)とが二人ともに、自虐的な自然主義的「私小説」を書いているという現象は黙視しがたいと言っています。日本の現代文学に、自然主義の伝統がまだ息づいていることを証明しているのか、または、そうした自然主義への回帰、復活を許容してしまうまでに現今の文学状況が゜混乱していることを示しているのか、これからの両者の小説の展開を注目していきたい、と書いているほどです。恥ずかしながら筆者はこの二人の作家の小説を知らなんだ。
自然主義といえば、今年はイプセン没後100年で自然主義の機運再来 ? 人形の家(これは俳優座かどこかでその昔に見ました。きびきびした動きと長いセリフ、それに何んと言っても最後のノアが家を出て行くシーンが印象的でした)、幽霊、ヘッドカブラー、野鴨他あちこちで上演されるはずです。そんな中イプセン劇の新しい試みがノルウェー人の舞台監督によって横浜で11月に開催されると言います。これはぜひ観たいですね。それとイプセン全集ももう眠らせておくわけには行かなくなりました。久し振りに寄った神保町の信山社の平台にはイプセンの作品が3,4点積んでありましたし、何せシェークスピアに次いで世界的に上演回数が多い作家なのですから。盛り上がれ、盛り上がれです。蛇足ですが、昔ノルウェー人が言っていましたが、ノルウェーではイプセンよりはビィヨルンソンのほうが人気がありますと。さて、そのテーマの普遍性は ? 今の時代にどうかー。今ちょっと昭和10年頃に出た世界文芸大辞典の何巻目かの終わりのほうにあった北欧文学者・宮原晃一郎による北欧文学史を読んでいます。この当時は北欧文学も日本でも評価が高かったことが読んでいてよく分かります。いずれは宮原晃一郎、尾崎義、山室静のこの北欧学・北欧文学の先駆者の系譜をまとめてみたいと思っています。
ところで、文学は衰退して久しいと言われていますが、文学に関するこんな記事をネットで見つけました。確か小樽文学館の亀井秀雄館長のインタビュー記事。なかなか示唆に富んでいて面白いです。そう書いたものの、どうしたわけかその記事が見つかりません。操作ミスかも知れませんね。見つかりましたら引用してみます。

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