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2006/04/14

超人のジャーナリスト・アイ 28 6000人の命のビザ 杉原千畝のことなど 続

  2005年10月6日付このコラムでリトアニアでユダヤ人に通過ビザを発給した杉原千畝について書いたが、日経新聞2006年4月13日の朝刊文化欄「交遊抄」で早乙女光弘外務省参与が、20数年前ニューヨーク領事館勤務時代に日本政府にある問題で抗議に来た現地のユダヤ人協会の代表でユダヤ人ラビ、シュナイヤー師のことについて書いている。彼はナチスドイツの迫害か逃れてポーランドからリトアニアに赴き、鉄道で大陸を横断、ロシア・ウラジオストクから海路、福井県の敦賀や神戸を経て日米開戦直前に渡米した。杉原千畝に日本通過の発給を受けた一人で、敦賀では地元住民から炊き出しの温かいもてなしも受けたという。我々はこの恩を忘れない、5000年後の子孫も必ず覚えていると話されたらしい。実際、阪神大震災の際には協会から日本に多額な義援金を送っていただいた由。このコラムの執筆者は最後にこう結ぶ。日本は戦後、多くの国々から支援を受け、復興を成し遂げた。果たして今、その恩義に報い、国としての品格を保てているのかと師の面影を思い出すたび、自問している、と。この物語は最近作家・堤清二脚本で舞台化も計画されている。

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