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2005/09/11

超人のジャーナリスト・アイ 新聞・雑誌拾い読み 16 翻訳家・工藤幸雄氏のインタビュー記事

kudo_asahi
昨日の朝日新聞夕刊を東京駅から帰宅途中の電車の中で読んでいたら、文芸物では有名な朝日新聞編集委員の由里幸子氏のインタビュー記事が目に留まった。インタビューの相手は今年前半何度か読んでこのコラムでもお馴染みのポーランド文学者・工藤幸雄氏。『ぼくの翻訳人生』『ワルシャワの七年』『ぼくとポーランドのことなど』『ブルーノ・シュルツ全集』他著書多数の老翻訳者である。ちょうど図書館から何度か借りては返している島尾敏雄著『東欧紀行』(552ページもあって読むのを躊躇していたことは確かだが)を行きの電車で続きを読んでたばかり。比較的漢字は少ないが、意識の流れではないがうねるような文体を、ああ、そうだ、雑誌『文藝』に連載されてもう30年にもなるかなと思い出しつつ忍耐強く、また、読み進んだところだった。こういった偶然もあるのだ。8月31日は、旧ソ連・東欧の民主化の先がけとなった自主管理労組「連帯」結成から25周年。81年から91年まで友人たちと刊行した「ポーランド月報」に係わり、その「連帯」支援運動は日本だけと。小国が自由を叫ぶときは、抑圧をはねのけるためにすごいエネルギーがいる。そういう力量をポーランド人は持っていると確信していた由。最近もアンジェイ・ワイダ監督が19世紀の喜劇を映画化した「仕返し」のセリフの翻訳を手がけたが、前ほどポーランドに関心を持たれないのが残念だとこの老翻訳家は嘆く。満州生まれでもう満州には帰れないが、ポーランドがその代わりになったと最近の心境を語っている。ひょうひょうとした感じだ。

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