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2005/06/04

クロカル超人が行く 25 福井

 北陸路3日目。特急しらさぎでJR福井駅に滑り込んだのは朝10時頃。ここは駅工事が真っ只中、立派な階段、今風の行き先電子表示板そして昔の改札口を思わせる重厚な改札口と改装工事が急ピッチ。駅構内のデパートも明るく変身、福井弁を話すマネキンのおばさんの言葉もどこか明るく感じてしまうから不思議。一歩外へ出れば外壁と駅周辺はこれからといった感じであちこちが工事中の看板で仕切られていて、どこがどうだか分からない始末。
 福井と言えば越前そば。タクシーの運転手さんに訊いてもイマイチ。ここでちょっとタクシーの話しに逸れます。そうそう、ここのタクシーの運転手さんにもいろいろなひとがいました。某大学へ行くには遠くて電車を繋いで行こうと思って尋ねたら、いくらでもいいですよ、お客さん、まけますからタクシーを使って行って下さいと以外な返事が返ってきてビックリ。2800円ではどう?もちろんいいですとも、と。あまりにも調子が良いので、こちらが引いて断ったほど。その後に利用したタクシーの運転手さんにこのことを尋ねたら、お客さん、騙されてはいけませんよ。あそこまでは料金がかかっても3000円以内で行きます。その運転手さんはうまく吹っ掛けたのですよ。よく言うじゃないですか、お客さん、知らないですか。越前の何とか、加賀の何とか、越中の何とかと。ハハーッと筆者は頷くばかり。タクシーの運転手さんのこと、タクシーの運転手さんの話しでは優に一冊は本が書けるほどありますね。いろんな話しが。筆者がそれだけタクシーを利用しているということですが、ただ単に運転免許がないだけ。

 本題に戻そう。越前そばの話しです。昼飯に偶然入った某工大前の蕎麦屋の天ぷらそばは、ここの奥さんに勧められたせいかとても美味でした。新そばを使った、至ってシンプルなものでしたが、食べ終わって思わず美味いと言ってしまったほど。しかもめったに食べないこの筆者が、です。ついでにそばつゆなどもいただいて、〆て750円。
 用事は午後の5時に某大学のYさんのところで終わるはずだった。アポはすでに取っていましたが、先方も身体の調子がいまいちとのことで無理せずに行こうと考えて、今回筆者が先回りして金沢で帰りの飛行機のチケットも買い込んでYさんに臨んだのだった。一昨日も金沢で一杯飲ったばかりだし、Yさんも体調が思わしくないということなので、今回はパスして次回にと覚悟は決めていました。何せ It is the first time in 10 years or so.なのですから。でもお会いした瞬間からちょっと様子がおかしい(いきなりビロウな話しには参ってしまいましたが)、先方さんが外交辞令だけて゛なく店でも予約していたらと考えれば考えるほど筆者の取った行動に黄色信号が点り始めているのが分かりました。が、どうしょうもありません ! N書店の人間模様の話し、従兄弟が肝臓ガンで京大病院入院、その彼を見舞った話し、詩の話し、文学の話し、Yさんが地元が創設した文学賞で入賞し5万円頂いたこと、K出版社のKさんの話しと、ともかく久し振りですからいろいろと話しがあちこちと飛びながらも弾みました。もちろん、仕事の話しもしました。でも、時間はありませんでした。それで究極はYさんが自ら運転してくれることになり、最短コースでの食事をということで、まずは彼の贔屓の店へ、それが割り箸の袋に書いてあったこの店。田舎にもおしゃれな店ができているのだ。200506041618000
 しかし、小松空港まですでにJR北陸本線等のチケットはゲットしていたにもかかわらず、親切なYさんは、少しでも談笑の時間が取れればと思い、高速バスで行く手はないかと部下の女性に発車時刻を調べてもらいましたが、その時間に間に合うようなバスは走っていないことが分かり、Yさんと筆者の取った次の行動は、ともかくJR駅に行ってコインロッカーから荷物を取り、駆け足で特急列車に飛び乗るということでした。この時、残り時間は19分。本当にせわしいな、せわしいなと小浜弁(?)で呟きながらも、Yさんにご馳走になり(出されたのは生ビールとお通しだけ、その生ビールの一口、二口が美味しかったこと)JR福井駅の方へ走り出しました。ところが、帰宅時間帯に引っかかり駅方面のメイン道路は多少渋滞気味、近道を駆使してその間、福井出身の某詩人は打算的政治的で、あまり好きじゃないなどの話しもして、もう駅。あと5分。荷物を取ってから乗り込むのはちょっと時間的に無理と車から降りると同時に、二度目の判断。ダダダダダダダダー。

 結局は、大いにYさんの手を煩わせて一路小松空港へ向かったのだ。途中、奥さんから携帯に電話が入って、何やら云々。やきもち焼きだから、内の奥さんは、と冗談を言うほどこの一騒動は収束に向かってエネルギーを共有したみたい。北朝鮮拉致被害者の地村さんは同じ小浜出身で小学中学は一緒だったとか、県で支援策を練り、朝鮮語の書誌を編んだとか西葛西に住んでいた息子さんが病気になり、福井、小松空港、羽田、西葛西、病院と走り、日帰りで福井に戻ったときの感想は不思議な日常の感覚、感激だったとか(これは一日という日常を身内を助ける使命感はもとより、最も効率的に動き、活きた達成感があったことの証左、充実感だろうか)、車中で話しするうちに1時間足らずで小松空港に着いた次第。確かな6月の風を感じて・・・。

感謝感激雨あられ。本当にYさん、ご苦労様でした。多謝、謝謝。今度行くときは充分に余裕をもって福井行きを決行したいです。あわただしい福井行きはこの辺で。Yさんの詩集、楽しみです。

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