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2005/02/11

最近買い込んだ本

mallarmeumibeno_kafkavillage_voicethe_new_yorker_murakami最近買い込んだ一冊目は、今アメリカで翻訳書が出て話題の本、村上春樹著「海辺のカフカ 上」(新潮社 2004年9月刊 397ページ 定価1,600円)。村上春樹は芥川賞を受賞したときからずっと注目していたが、新刊が出れば書店で立ち読みしていた程度の読書体験で、今まで本格的に読んだことのなかった作家だ。今度はじっくり読んでみようと思い買い込んだ次第。挫折しないことを祈りつつ。読売新聞の文化欄では雑誌「ニューヨーカー」に3ページにわたるアメリカの著名な作家・ジョン・アプダイクの書評が載って話題になっていることや、2月9日付毎日新聞夕刊ではアメリカ在住の文筆家・新元良一氏のアメリカでの英訳本の評価をめぐって一文を書いているという具合に、村上春樹作品が今やアメリカでも広く浸透していることが報じられている。

二冊目はあの難解の詩で知られるステファンヌ・マラルメの自伝『マラルメ伝 絶対と日々』(ジャン=リュック・ステンメッツ著 柏倉康夫、永倉千夏子、宮嵜克祐訳 筑摩書房 2004年10月刊 658ページ 定価13,000円)。ああ、全ての書を読みぬ。人生は短かすぎるとはその詩の一節。また、賽の一振りは、決して偶然を廃棄しないであろうとかその詩篇は万物照応、サンボリズム、晦渋、難解、韜晦と今までどれほどこの作家に解釈を含め注がれたか。筆者も以前からいろんな人達の翻訳、評伝、評論を読んできたが、何一つと完成していない。恥ずかしい限りだ。マラルメ研究では日本が世界一とこの本のあとがきの訳者の言葉。菅野昭正の確か雑誌「海」に連載されたマラルメの自伝をまとめた本も中途半端で終わっている。今手許にところどころ読んでは永く眠っている筑摩書房版未刊の「マラルメ全集」の二冊もある。この本を手がかりに今度は読み込んでみたい。何せ2段組で650ページもある大著、ああー。
【右端の写真は「The New Yorker 」1月24日-31日号」】【右から2つ目の写真は「Village Voice」1月18日号のPaul LaFargeのWeb siteの記事】

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