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2005/01/16

巻頭挨拶 超人の面白読書 1 「大学の危機」

これから大学関係、異文化、多文化、文学、歴史、社会科学等々の分野に関する小論、エッセイ、新聞記事評、雑誌・書籍の書評、読後感、読書メモ、旅行記等を折に触れて書いて行こうと思います。


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1、潮木守一著「世界の大学危機 新しい大学象を求めて」 2004年9月刊 中公新書 238ページ 定価780円+税

1月2日読了。去年から読んでいてやっと終えたイギリス、ドイツ、フランス、アメリカの大学の歴史を踏まえて問題点を抽出した大学改革事情。今やイギリスは89の大学、学生数160万人、ドイツは総合大学96、専門大学154、私立大学79を含め大学総数350、(2000年現在)、フランスの高等機関在籍数は221万人(2003年現在)、アメリカは2000年現在で短大、大学院含めて4,182大学、1,531万人の学生数、と。因みに日本の大学総数は1,221。特に私立大学の増加、大学への予算の傾斜配分の実施、労働者師弟にも大学への門戸開放するなど斬新な教育改革制度を実施中のイギリス、国立行政学院、高等師範学校等のグランゼコールと呼ばれている高等教育機関とパリ大学に代表される所謂大学との高等教育制度の二元化が見られるフランス、早くから独自に進められたアメリカの大学院教育、アメリカから入ったドイツの経営学専門私立大学等々興味深い内容が多く、少子化、国立大学の法人化等日本の大学改革只中においては示唆に富む好著。また、大学の今後の行方は大学普及拡大と卓越性の追求と著者は結論づける。もともとある大学院の大学アドミニストレーション課程の通信課程用のテキストとして書かれたもの。

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