政治

超人の面白テレビ観賞 「朝まで生テレビ 女性が考える戦争と平和」

久し振りに「朝まで生テレビ」を観た。テーマは女性が考える戦争と平和。パネリスト→福島みずほ(社民党・参議院議員)、片山さつき(自民党・参議院議員)、河添恵子(ノンフィクション作家)、倉田真由美(漫画家)、呉軍華(日本総研理事)、桜林美佐(防衛問題研究家)、堤未果(国際ジャーナリスト)、福島香織(ジャーナリスト)、三浦瑠麗(国際政治学者・東京大学政策ビジョン研究センター講師)、南美希子(エッセイスト・東京女学館大学客員教授の10人。女性論客が結集した感があるが、トークはやはり常連ばかりしかも陳腐。戦争放棄への道、今何処。ベテラン議員の福島みずほだけが一貫して平和希求の理想を語っていたが、片山さつき氏や三浦瑠麗氏はしゃべりすぎ。特に三浦瑠麗氏は上から目線で鼻に突いた。井上ひさしの言葉ではないが、むずかしいことをやさしく(やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、ゆかいなことをいっそうゆかいに)伝えることが大事で、回りくどく、わざとむずかしく言っているように感じられた。また、こういった討論会番組に不馴れな女性も登場していたが少しは華を添えたようだ。そのなかで筆者は存じ上げない漫画家の倉田真由美氏がよく喋っていた。極論を嫌い曖昧、中間論を展開していた。個性的と言えそうなのが福島香織氏や華やいだ雰囲気が少し残る、やはり南美希子元アナウンサーの存在だろう。同じことの繰り返しが多く議論の中身が深まり切れず尻切トンボ気味。議論が何かの調子で盛上がると女性の甲高い声ばかりが響きワイワイガヤガヤの始末。女性天皇への道筋のコーナーでは、2/3は賛成派までは良かったが、伝統を重んじて男性が天皇継続すべきで、そのためには側室をおいても良いとの発言には、今でもこういう女性がいることに驚愕した。女性討論会は午前4時半頃まで続いた。司会の田原総一郎は80歳過ぎていて、今回は体調が良くないのかよく咳き込んでいた。司会者の采配、切れ味は以前より大分鈍ってきた感じである。

追記 9月1日付毎日新聞夕刊「インタビューシリーズ 温・故・知・新」の2回目に田原総一郎が登場。「朝生」も今年4月で30年だと。よく続ていると思う。司会の田原総一郎の切り込みが討論番組を盛り上げたのは事実。この新聞記事の通り、評論家西部邁、民進党辻本清美議員、東大名誉教授の姜尚中などのスター論客が生まれたのも田原総一郎の功績だろう。筆者的には次の彼の言葉が気になる。「当初は『右』の論客を探すのが難しかったが、次第に『左』を探すのに苦労するようになった」。やはり大島、野坂、色川などが出演した時代が刺激的だったかも。テーマも部落差別問題、天皇制などタブーにチャレンジしていた。(2017.9.4 記)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

超人のジャーナリスト・アイ 167 アメリカ大統領選挙の後遺症・人種差別問題

アメリカのNPRの記事を読んでいたら、今回の大統領選挙の後遺症みたいな人種差別的な言動がアジア人に向けてあったという記事に遭遇。カリフォルニアの独立、ワシントンD・Cでのデモ、ニューヨークマンハッタンのトランプタワー前でのデモなどまだ3週間も経たないうちにトランプ次期大統領への反発、一方、白人の人種差別的言動などアメリカの現状が大統領戦後浮き彫りにされた。感謝祭のビデオテープでトランプ次期大統領が「選挙戦は終わった。これからは分断ではなく融合してアメリカを再建しよう」と一転して態度を軟化したのだ。地球温暖化問題やTPP問題にも明確に“No”を突きつけた。そんな中、あるアジア人に向けた白人の人種差別的な言動が衝撃的だ。下記はNPRのニュースから。

Support Pours In For N.Y. Immigrant After Post-Election Harassment

Editor's note: This story contains language that some may find objectionable.
As an immigrant, Tenzin Dorjee did everything he was supposed to do and more. Born in Bhutan, Dorjee is a naturalized U.S. citizen who has lived in upstate New York for nine years.
He runs a successful restaurant, as well as an arts festival, in the tiny town of Plattsburgh, near the U.S.-Canadian border.
Over the years, he has been singled out a few times — but nothing like what he experienced the day after the election.
"It was a couple of guys standing next to a couple of trucks. And that's when they say, 'Hey chink, get the F out of my country. Go back to where you came from.' And I just smiled at them," he says, sighing. "Then it happened again."
In fact, in the past few weeks, he has been harassed repeatedly for being an immigrant, from racist slurs hurled his way to vandalism of his car.
Dorjee is a Buddhist. But the recent events shook him up so much that he considered buying a gun for protection, of himself and his family.
Then, his community rallied — powerfully and publicly — behind him.
A longer version of this story is available at North Country Public Radio.→https://shar.es/18Wavv

アメリカは移民の国、アメリカ人は原点を見直してリバティー島の「自由の女神 Statue of Liberty, formally Liberty enlightening the world)詣でをしたらいい。初めの頃の移民は苦労したはず。それこそuphill taskを厭わずwork harderした人たちだ。「自由の女神」像の台座にはエマ・ラザラスの詩が刻まれている。噛みしみてほしい。移民の原点を忘れないためにも。嫌がらせをしている白人の人たちに特に言いたい。
エマ・ラザラスの詩の「新しい巨像」(The New Colossus)は下記の通り。

The New Colossus

Not like the brazen giant of Greek fame,
With conquering limbs astride from land to land;
Here at our sea-washed, sunset gates shall stand
A mighty woman with a torch, whose flame
Is the imprisoned lightning, and her name
Mother of Exiles. From her beacon-hand
Glows world-wide welcome; her mild eyes command
The air-bridged harbor that twin cities frame.
"Keep, ancient lands, your storied pomp!" cries she
With silent lips.
"Give me your tired,
your poor,
Your huddled masses yearning to breathe free,
The wretched refuse of your teeming shore.
Send these,
the homeless,
tempest-tost to me,
I lift my lamp beside the golden door!"

(Emma Lazarus 1883)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

クロカル超人が行く  190  小林節先生の講演会

Image

慶応大学名誉教授で憲法学者の小林節先生の講演会が先週の土曜日の夜横浜市立大学シーガルホールで開催され、T先生と聴講した。講演タイトルは「安保法制について」なぜ違憲なのか!立憲主義とは。主催者は山根徹也氏(小林節講演会金沢区実行委員長・横浜市立大学准教授)。ユーモアを交えての安倍政権批判はさすが講演慣れしている感じだ。勉強になったし面白かった。講演会は会場のシーガルホールがほぼ満員になるほどの盛況振り、聴講者は460人以上(主催者側の話)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

超人の生真面目半分転生人語 5 安倍首相の戦後70年談話

今更なぜ新たな談話が必要なのか?この人はよっぽど“新たな解釈”が好きとしか思えない。夕方6時から閣議決定後に記者会見に臨んだ安倍首相の提言をテレビの前で聴いての筆者の第一印象だ。そもそも閣議決定が必要なのか?日本政府の公式な見解として、近隣諸国の懸念を払拭したいという思惑が働いていたことは充分に想像できるが、玉虫色に包まれた美辞麗句のオンパレードで、誰が何を誰に対して行ったのかという具体的な明示を避けてぼやかしたままの提言になっている。俯瞰する歴史に対する認識も浅はかなところもあるようだ。A4版で5枚、4000字に認めた文章をもとに25分間読み上げた戦後70年談話だったが、意に反して一般論的で内容が今一つ響いて来なかった。過去の歴史を直視し謙遜さが必要と言うならば、韓国に対しては、遠回しな表現を避けてより踏み込んだメッセージがもっとあっても当然のような気がする。美辞麗句や婉曲表現が並び、植民地支配、侵略、反省やお詫びなどのキーワードがその中に軽く嵌め込まれている感じを受けた。安倍流の脱構築化だろう。あるテレビのコメンテーターは、この談話を安倍ドクトリンと位置付けしていたが…。誰かに論理的で響き合う文章に書き直してもらいたい。そう願うのは筆者だけだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クロカル超人が行く 187 東大赤門総合研究棟 日本教育行政学会主催 公開研究集会

日本教育行政学会主催の公開研究集会が東大赤門研究棟で今日午後1時から4時20分まで開催された。テーマはつい11日に教育委員会制度改革の与党案がまとまったばかりの、否、そのまとまり具合を睨んだ、「子どもを尊重する教育行政のあり方とはー「教育委員会」制度をどう改めるのかーがテーマ。100人以上集まった公開研究集会は20分も延長して盛況のうち終了した。司会の巧みな進行と適切なコメント、3人のパネラー(穏やかだが鋭い分析力のある坪井由美教授、現場感覚の巧みな持ち主でユーモアを交えて的確に語る村上祐介准教授、持論を鋭利に切り込む高橋寛人教授)よるそれぞれの専門分野からの発表、手応えのある質疑応答などビビットな教育委員会制度改革だが根幹をなす問題について活発な意見交換が行われた。専門家集団の公開研究集会だったが大いに刺激を受けた。こういう公開研究集会はどんどんやってほしい。もっと知りたい方は日本教育行政学会のホームページや文科省のホームページを参照されたい。
ところで、筆者はこういった公開研究集会の意義を理論形成の達成感よりは実践に即した専門家の生き方の反映として捉えたい。

余談だが赤門を撮影したついでに最新情報を一つ。東大の合格発表は毎年今頃だが、今年から3年間は工事中のため学内掲示されずネット上で見ることになるそうだ。

Image_3

Image_5

Image_6


| | コメント (0) | トラックバック (0)

超人のジャーナリスト・アイ 143 閣僚人事など

 日本国の最高権力者である菅直人首相が辞意表明後の1ヶ月経ったこの時期に閣僚人事を行った。異例のこととマスコミは掻き立てているが、その真相は何か、やはり延命策?第二次補正予算案、再生可能エネルギー固定価格買取法案、特例公債法案の三点をもって一定のめどと考えていると一昨日の記者会見で菅直人首相が語った。その閣僚人事は原発事故担当相に細野豪志氏、復興担当相に、松本龍氏、首相補佐官に国民新党の亀井静氏、総務政務官に自民党から浜田和幸氏、行政刷新担当首相補佐官に蓮舫氏、法相兼環境相に江田五月氏、官房長官兼行政刷新担当担当相に枝野幸男氏。この面々をみると、首相側近固め、それにしても横滑りや兼任が多く刷新には程遠いようで、目先を交わした程度だ。震災復興や原発事故収束、住民の安全と安心それに生活保障など政治が担うべき仕事が山積している。これで問題が解決するとは到底思えない。
民主党執行部とも軋轢がある中、首相の独断で国民新党の亀井氏を相談相手に野党の自民党の議員を取り込み、法案成立を睨みながら数合わせに拘った戦法に出たと読めるのだが。はたしてどうか。
 昨日株主総会で東電が原発の存続の方向を打ち出した。今日東北電力や関西電力などの電力会社の株主総会が開かれるが一体どうなるのか、ここは事態を見守りたい。

下記は内閣不信任案否決直後の筆者の感想など。

 日本国の国会では自民党や公明党などから提出された内閣不信任案が今日大差で否決された。マスコミもこぞって民主党の造反がいくつ出るかを騒ぎ立てたが、結局茶番劇、フヌケの文字が躍ったようだ。未曾有の大災害と放射能汚染の対策が思うように進んでいない現状をいち早く政治的に手を打って行かなければいけない時期に政治家は何をしているのか全く呆れる。被災地の人々中へ入り、一緒に生活をしてもらいたいものだ。そしてその人たちの身になって静かに考え、そこから現実的で具体的な対策を練ってもらいたい。政治家とは自分のことだけを考えているエゴイストか―。
 アメリカではミズリー州での竜巻、ミシシッピー川の氾濫そして今度は東部地区のスプリングフィールドでの竜巻と自然災害が続いていて、死亡者や避難民が出ている。ヨーロッパはドイツで大腸菌感染が死亡者が出るほど猛威を振るっている。ヨーロッパのテレビ各局はこの報道を連日報道。そして今日のニュースではロシアの兵器庫が火災、弾薬などの爆発もあって周辺住民3万人が避難したらしい。原因は煙草の不始末とか。
今はテレビが世界のテレビ局と提携していてダイジェストだがタイムラグがさほどなく世界に起こっている出来事がリアルタイムで視られる。もちろんインターネットの動画サイトなどでもだ。その最近の典型が日本国に起きた大地震、大津波や原発事故だ。結構詳しく報道されていた。しかし、インターネットでは中国からのグーグルのgmail破壊などにみられる不正攻撃が世界のサイバー空間を脅かしている、これも大問題だ。価値観の多様化が進み、かつて拠り所にしていた知的装置や倫理観が効力を失い、新たな価値の創造が構築されていないのが現状かも知れない。進歩した世の中がいいのか、その科学の進歩の最たるものが原子力だった―。それが“想定外”の災害でもろとも崩れたのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

超人のジャーナリスト・アイ 138 「浜岡原発止めよ」の記事

 今朝の毎日新聞新聞朝刊の記事「浜岡原発を止めよ」を読んだ。これまた一大事になりかねない出来事。記事「風知草」によれば、御前崎にある浜岡原発は3基のうち二つは福島と同じ沸騰型で海岸低地に立つ。しかも東海地震の予想震源地の真上にある。「原発震災」の言葉の生みの親の地震学者の石橋克彦神戸大名誉教授の月刊誌最新号を引用してこう書く。「最悪の場合、(中略)放射能雲が首都圏に流れ、1000万人以上が避難しなければならない。日本は首都を喪失する」「在日米軍の横田・横須賀・厚木・座間などの基地も機能を失い、国際的に大きな軍事的不均衡が生じる……」(「世界」と「中央公論」各5月号)。反原発派知識人の懸念にとどまらないことをこの記者は先週思い知ったそうだ。警告を鳴らしている。政官民の関係者は内外の専門家によく耳を傾けて実質的な安全点検を急げと言いたい。もちろん女川、東海村、柏崎、敦賀等も同様なことが言える。でないとまた、大惨事が起きかねないのだ。もう勘弁してくれとは日本人一人一人の思いだろう。そのためには多少の贅沢は慎まなければ。建設的な代替エネルギーの確保を皆で考えるより良い機会でもあるのだから。

追記。昨日(5月6日)菅直人首相は浜岡原発の完全操業中止を発表。突然の発表で中部電力、静岡県など関係者に衝撃が走った。近い将来大地震の起こる確率が高いため、新幹線や高速道路などが寸断される恐れも考慮しての判断。福島原発の悲劇を二度と繰り返してはならない。遅すぎた英断である。もちろん他の原発もすべて見直してもらいたい。(5月7日 記)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

超人の面白、街の話題 参院選で民主党大敗

 今回から始まった〈超人の面白、街の話題〉シリーズ。第1回目は参議院選挙の話など。

 20100713141634_00001_5 永田町界隈で流行っている川柳に“自民党らしさ出てきた民主党”というのがあるらしい。その民主党が昨日の参議院選挙で大敗した。菅直人首相の唐突すぎる消費税増税の話が選挙の勝敗を期した。馬鹿正直と言えばその通りだが、その背後には傲慢さと官僚に煽てられてすべった姿が見え隠れする。普天間基地問題などで小沢幹事長とアベック辞任した鳩山元首相のあと、菅首相が誕生しクリーンなイメージでV字回復したが、選挙直前の唐突の消費税増税の持ち込みで人気は急落、慌てて首相自らまだ先の話だとか還付するだとか消費税増税の件ではブレまくった。消費税問題を持ち込んでも行けるとの政治的判断があったのだろう。自信過剰過ぎた。民意を読み間違えたのだ。結果的に風は迷いに迷ってより戻り且つ、「みんなの党」にも吹いた。下馬評通りアジェンダ(政策課題)の「みんなの党」が大躍進、かつての日本新党を思い出す。公明党、社民党、共産党は微減、その他の少数党は振るわずの結果だ。
 タレント候補ではいろいろと言われた谷亮子、ショッキングピンクの三原じゅん子、オウム真理教の追及者で有名なジャーナリスト、有田芳生の3人が当選、あとは原田大二郎、桂きん枝、庄野真代、岡崎友紀、岡部まり、堀内恒夫、中畑清などが落選した。また、小泉チュードレンの佐藤ゆかり、猪口邦子、片山さつきの衆議院落選組も返り咲いた。
 これで参議院は与党が過半数を割れて「ねじれ」現象を起こすことになり、今から重要法案の可決問題が浮上し始めている。菅首相はスタートラインに立って続投するという。しかし党内のけじめ問題もあるはずだ。
 今や900兆円の日本国の借金、赤ん坊から大人まで国民一人600万円の借金とか。自民党政治、官僚、エコノミスト、学者、財界人の無策のつけが回ってきた。リーマンショック以来の世界的な金融不安から脱却せずにいることも大きな要因。民主党政権の有効な対策は、まだ途上にあるが迷走中だ。大企業の活発化と中小企業の支援が急務なことは言うまでもない。また、働く人たちにも具体的なきめ細かい施策が欲しい。 財政再建策問題に限れば、事業仕分けの継続と無駄の除去、国会議員や公務員の縮小策(誰かが言っていたが、具体的に給料を下げる)、福祉・年金の財源確保と中長期のビジョンを具体的に打ち立てて充分に無駄を省き、そのあとにどうしても消費税増税を国民にお願いしたいと言うならまた、きちっとした説明責任後に民意を問えばよい。やはり政局ではなくしっかりした政治をやってほしい。
 参院選翌日の毎日新聞社説は、参院選民主敗北、菅政権の試練が始まる、消費税論議を始めよ、だった。
【左上の図 : 毎日新聞2010年7月12日の夕刊より 】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

超人のジャーナリスト・アイ 110 朝日新聞記事など 2

 必要に駆られて実用書を読んでいる。にわか勉強というやつだ。こんなに真剣になって半日読み込んだのはこの手の本ではあまり経験がない。しかも蛍光ペンで線を引きながらである。著者は技術者からの転職組、論理的で分かりやすい。たまには関心の薄い分野の本を読むときもあるのだ。 さて、前回の続き。途切れ途切れの断片の連鎖の様相を呈してきた感じだ。

 この記事を書いて小休止している間に、歴史的な総選挙があり、民主党の圧勝で幕を閉じた。政権交代である。9月16日が首相指名だが、政権交代に伴う事務方との引継ぎのルールはなく、外務省事務次官、国交省事務次官や厚労省、財産省などの官僚トップが公式非公式に民主党と接触を始めた。また、早くもアメリカ、ロシアの大使が動きだしている。スタンフォード大出身の鳩山由紀夫代表と某アメリカ大使(名前を失念)は同じ大学出身の象徴としてアメフトのヘルメットで親しさを演出。それにしてもアメリカみたいに大統領交代には政権交代プロジェクトチームという専門家部隊が動き、3000人近くを束ねるみたいな何らかのシステムが必要だろう。政治的空白があってはならないからだ。昨日のニュースで外務省トップは外交日程だけを話したと伝えていた。長年の自民党支配がシステムまで硬直化させてる証だろう。民主党とのパイプがほとんどなかったのだ。新聞のコラムは幕末・明治初期の政権交代劇の様子を面白可笑しく活写していた。端折りに端折って言えば、明治は治明と庶民から揶揄された、もじって民主は主民とならぬようにとやや辛口だ。今回の政権交代劇を幕末・明治期になぞられているそうな。特に外国メディアの間で。筆者は幕末の通詞、森山栄之助に想いを馳せた。彼は幕府側のタフな外交交渉者だったが、後の新政権にはくみしなかった。彼の思いは何だったのか―。

 残念ながら今一番ホットな話題のニューヨークタイムズに掲載された鳩山論文は、まだ読んでいない。火消しに躍起なオバマ政権執行部と新聞は書き立てているが、一昨日はアメリカの申し出で10分間の電話会談もあったようだ。
 話はまたまたズレて政治の話になってしまった―。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

超人のジャーナリスト・アイ 111 今回の総選挙を海外のメディアはどう捉えたか The New York Times 電子版

 今回の日本の総選挙を海外のメディアはどう捉えたか。下記はアメリカのニューヨーク・タイムズの電子版からのリポート。
ある日本のメディアはこの時点で民主305、自民116、公明20、共産8、社民6、国民3、他3、残9の議席数と報道中。

August 31, 2009
In Upheaval, Japanese Opposition Wins Elections
By MARTIN FACKLER
TOKYO — For only the second time in postwar history, Japanese voters cast out the long-governing Liberal Democratic Party in elections on Sunday, handing a landslide victory to an untested opposition that must tackle severe economic problems and point Japan in a new direction.

Voters flocked to the main opposition Democratic Party, a broad coalition of former socialists and ruling party defectors who promised to ease Japan’s growing social inequalities and reduce its traditional dependency on Washington.

However, the victory seemed less an embrace of the opposition and its policies than a resounding rejection of the conservative incumbents, whom voters blame for this former economic superpower’s stubborn decline and increasingly cloudy future.

During the hard-fought two-week campaign, Prime Minister Taro Aso hammered at his opponents’ lack of experience, while the opposition said the time had come to toss out Japan’s entrenched old guard.

After the vote, Mr. Aso conceded defeat, telling reporters that he felt “regret” for the vote and that he would have to step down as prime minister and party leader.

The Democrats won 293 of the 480 seats in the powerful lower house, giving it control of the chamber and far surpassing the 112 seats they held before the vote, according to a count late Sunday night by the national broadcaster NHK. The incumbents took just 99, a third of their previous total. Votes for most the other seats were still being counted.

“The people are enraged at the current government,” the Democratic Party leader, Yukio Hatoyama, told reporters. “We feel the strong desire to make their lives better by changing the government.”

The next step for Mr. Hatoyama, a bushy-haired former professor, will be putting together a new government, with himself as the likely prime minister, a process that is expected to take two or three weeks.

The vote was seen here as an exhilarating moment in Japanese democracy, when the country’s traditionally passive voters showed they could control their nation. The hope among activists was that Japan would replace more than a half-century of virtual one-party rule with a more competitive brand of politics.

Many Japanese saw it as a final blow to Japan’s postwar order, which has been slowly unraveling since the economy collapsed in the early 1990s. It also appeared to be a crushing setback for the Liberal Democratic Party, a Cold War-era creation that led Japan from bombed-out rubble to economic miracle, and kept it firmly in Washington’s camp, but that has appeared increasingly exhausted and directionless.

“We have been trying to outgrow this old one-party system ever since the collapse of the Berlin Wall,” said Takeshi Sasaki, a political expert and former president of the University of Tokyo. “It took two decades, but we finally made it.”

The sense that Japan had hit a turning point drew long lines of voters, who in Tokyo braved darkening skies from an approaching typhoon to visit polling stations.

Voters expressed a mix of excitement and unease, saying that what was most significant about this election was the fact that they finally had a real choice besides the unpopular Liberal Democrats.

“This vote is about making a system where parties that fail get kicked out,” said Yoshiyuki Kobayashi, a 40-year-old salaryman who voted at a junior high school in the suburb of Sayama. “We need to teach politicians to be nervous.”

For the Democrats, their initial concern will likely be maintaining unity, to avoid the mistakes of the only previous non-Liberal Democratic government, in 1993, which collapsed in just 11 months because of infighting and defections. Besides that brief period, the Liberal Democratic Party, which was created with American backing in 1955, and its precursors have held or shared power since 1946.

Analysts also expect the Democrats to focus in the first months on domestic issues. The party has pledged to change Japan’s postwar paradigm here by handing more money and social benefits directly to consumers, and not to industry or other interest groups.

It has promised to slash Japan’s traditionally hefty public works spending in favor of strengthening the social safety net and trying to raise graying Japan’s low birth rate by giving families cash handouts of $270 per month per child. The party has also promised to rein in Tokyo’s powerful central ministries, which have run postwar Japan on the Liberal Democrats’ behalf.

But even here, people are not unanimously enthusiastic for the party’s platform, or optimistic about its ability to solve looming problems like the growing government debt and a rapidly aging population.

“People are holding their nose and voting for the Democratic Party,” said Jeff Kingston, a professor of Japanese politics at Temple University in Tokyo. “They want anybody but the L.D.P.,” using the incumbent party’s initials.

There has even been concern here that the Democrats’ margin of victory could be too big. Some in the media have said a landslide could let the Democrats simply replace the Liberal Democrats as a dominant party, instead of creating the competitive two-party democracy that many had hoped would emerge from this election.

The Democratic leader, Yukio Hatoyama, tried to allay such concerns by saying that his party would avoid the heavy-handed tactics abhorred in Japan’s consensus-driven political culture.

“If the Democratic Party becomes too big, they will become a new dictatorship,” said Miwako Sato, a 41-year-old homemaker at a polling station in Yokohama, a city near Tokyo. She said for that reason she had split her vote between the Democrats and a smaller party.

Still, the tone of conversations on Japan’s talk shows and on the streets was a mixture of thrill and anxiety about the imminent end of more than a half-century of Liberal Democratic rule. It remained unclear if a switch would bring a big change in Japan’s direction, as the two centrist parties are close on most policies.

Rather, the nation has been transfixed by the saga of the governing party’s kingpins fighting for their political lives amid the anti-incumbent sentiment. Tabloids have reveled in reporting on former prime ministers and party power brokers in losing battles against largely unknown opposition candidates, many of them charming younger women widely referred to as “assassins” because of their devastating political effect on their opponents.

One former prime minister, the gaffe-prone Yoshiro Mori, 72, drew the ire of many when he told voters not to be fooled by the “sexiness” of his opponent, a 33-year-old former temporary worker named Mieko Tanaka.

The Liberal Democrats are fighting back by mobilizing their own younger lawmakers, many of them also women, to campaign for older male colleagues.

Reporting was contributed by Makiko Inoue in Sayama, Japan, and Yasuko Kamiizumi in Yokohama, Japan.


| | コメント (0) | トラックバック (0)