書籍・雑誌

超人の新刊紹介 光本 滋著『危機に立つ国立大学』

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このコラムでも幾度か書いた大学問題、2015年6月8日の文科大臣の国立大学文系統廃合通知についてはマスコミにも取り上げられて波紋が広がっている。通知内容の解釈を巡って文科省は誤解を解くのに躍起になっていた。そんな中、国立大学の文系統廃合問題を鋭く抉る、光本滋(北海道大学准教授)著『危機に立つ国立大学』(本体:1,200円)がクロスカルチャー出版から12月25日に刊行された(この文章は12月25日以降に追記)。本書は、高等教育行政の専門家が大学関係者はもちろんのこと、一般読者にも分かりやすく書かれた解説本。国立大学の学部・大学院組織の動向と問題、国家統制の進行、また、国立大学の組織運営と財政の問題を歴史的に辿り、国立大学の法人化の問題の構造を明らかにし、世界的な視座で危機打開の方向を探る。国立大学授業料の日本と外国の比較データ、関係法令、年表、参考文献付き。いま、必読の書。この一冊を読めば国立大学の変質がよく分かる。詳細内容を知りたい方はこちら➡http://www.crosscul.com

追記 最近の類書では日比嘉高(名古屋大学准教授)著『いま、大学で何が起こっているのか』(本体:1500円 ひつじ書房 2015年5月刊)などがある。

追記2 この本を早速読まれた方の反響。
関東学院大学国際文化学部 矢嶋道文先生(比較文化史)
「タイミングがとても良い。参考文献に掲載されている先生のお弟子さんがいらっしゃいますので紹介しておきます」(2015.12.28)
横浜市立大学国際総合科学部 高橋寛人先生(教育行政学)
「いま国立大学が危機に直面している根本原因は法人化にあり、その法人化による変質について、これほど簡潔にまとめている本はほかにありません」」(2015.12.28)

追記3 『中央公論』2016年2月号の特集は、国立大学 文系不要論を斬る。文科省・企業にこれだけ言いたい/55国立大学 学長アンケート、大学アンケートにみる大学の悲鳴 一“省”功成りて万骨枯れる(竹内洋) 、「世界」に認められたければ文系に集中投資せよ(佐和隆光)他。 文部科学大臣インタビュー 「国公私立大学の枠を超えた統廃合も視野」(馳 浩)。また、雑誌『暮しの手帖』No.79 Winter 12月―1月号の潮田信夫のコラム「今日より明日 60」学びを豊かにする教養 で、文系廃止の問題を扱っている。教養とは何かについて江戸時代まで遡って言及している。そしてこう書いている。「文科省の通知に端を発した文系大学アンケート教育をめぐる紛糾は、結局のところ『教養とは何か』をめぐる意見の相違に帰着するのではないか。」(2016.1.14)

※雑誌『暮しの手帖』No.79 Winter 12月―1月号の潮田信夫(元毎日新聞論説委員。帝京大学教授)のコラム「今日より明日 60」学びを豊かにする教養 を読むはこちら。「20160119135358.pdf」をダウンロード

「図書新聞」2016年2月13日号に書評が掲載されました。書評を読むはこちら。「20160205203704.pdf」をダウンロード

京都新聞、長崎新聞、秋田さきがけ新聞、琉球新聞、沖縄タイムスの5紙に掲載されました。
コンパクトに紹介されています。地方紙の記事をよむはこちら。「20160314180843.pdf」をダウンロード
(2016.3.14 記)

熊本日日新聞にも掲載されました。(2016.3.15)

新潟大学の三浦淳先生(ドイツ文学者)のブログ(2016年3月13日)で評価の高い書評が掲載されました。
書評を読むはこちら→http://blog.livedoor.jp/amiur0358/archives/1053893001.html (2016.3.29)

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リトルマガジン拾い読み 澁澤龍彦の話など

筆者は4年半前に横須賀美術館「澁澤龍彦 幻想美術館」の展示会についての感想を書いたが、その記事はもうすでに忘れられたものと受けとめていた。しかし、どっこい、どうしてどうして、生きのびているのだ。しかも筆者のこのコラムで1位をキープしているから驚きである。澁澤人気恐るべし。恐らくまだ美術館巡回を実施中で、その余波かも知れない。もっと大袈裟に言ってしまえば、今の時代に澁澤ワールドが迎えられたのだろう。時代を先取りしていたのだ。
さて、リトルマガジンの典型的なタウン誌『かんだ』(季刊・春・206号 平成24年3月30日刊)Img025_3の連載もの、「あの町、この人」に登場している日本舞踊家坂東鼓登治が、澁澤龍彦について言及している内容が面白い。坂東鼓登治についてはあまり知る由もない筆者だが、彼は演劇評論家の堂本正樹に連れられて澁澤龍彦のサロンに出入りしていた。一見畑違いに思えるが、そこには刺激的な雰囲気を共有できる空間があったのだ。本文から引用してみよう。

澁澤さんが咽頭がんで亡くなくなられる3年前、堂本さんに連れられて鎌倉の自宅に顔を出すようになった。
「それまでは自分の才能に結構自身を抱いていたのですが、この時ほど自分が天才などではないんだと思い知らされたことはありませんね。皆さん飲みながら5、6時間も盛んに話されているんですが、何を話しているのかさっぱり分からない。日本語で話しているというのに・・・。私は家に帰って泣きました。そして思いました。ただうなずいてきいているばかりではなく、いつかあの話の輪の中に入れるようになろうと・・・」
澁澤さんのサロンにあつまった人々は、当時の文芸芸術の分野における異才鬼才、錚々たる人物ばかり。当然、高踏で難解で、しかも先鋭なる文学論、芸術論、哲学論もポンポン飛び出す。そんな中にいきなり飛び込んだのだから当然のことである。
「君も才能のある人物だと堂本君から聞いているよ。そのうちに君の話も聞いてあげるからね」

「外面はあくまでも古典を守りながら、精神は前衛でありたいんです」とおっしゃる鼓登治さん。一見柔和でだじゃれ好きの鼓登治さんだが、その内面には、堂本さんや澁澤さんとの交流で培われた強靭で尖鋭な精神と芸術観が脈々と流れていると、聞き手の梅谷桂三氏が締め括っている。

知的刺激の最たるものがここにはあったということだろう。
「澁澤龍彦 幻想美術館」展示の最後のコーナーには野中ユリ作「新月輪の澁澤龍彦」があったが何度観ても飽きないから不思議だ。幻想的でユーモアがある。

追記。横須賀美術館が毎年3億数千万円の赤字で、人気ロックバンドの「ラルクアンシェル」の音楽活動をアートとしてとらえた企画展を開催するという。7月8日まで。(6月9日付毎日新聞朝刊)

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超人の地震の話 続々 ヴォルテールの詩「リスボンの災厄に寄せる詩」

「すべては善なり」と叫ぶ、謝れる哲学者たちよ、
駆けつけて、眺めるがいい、この恐るべき廃墟を、
この残骸を、この瓦礫を、この痛ましい燃え殻を、
互いに重なり合ったこの女たち、この子供たちを、
あの避けた大理石の下に散らばるあの手足を。
不幸に見舞われた10万人の人間が大地に飲み込まれ、血にまみれ、引き裂かれ、まだ動いているものは
屋根の下にも埋もれて、救いもなく、苦しみの恐怖のなかで、
惨めだったかれらの日々を終えようとしている!
〔…〕
あなたがたは、この累々たる犠牲者たちを見て、こういう気なのか、
「神が天罰を下したのだ、かれらの死は罪の報いなのだ」と。
いかなる罪を、いかなる過ちをこの子たちは犯したというのか、
押しつぶされ、血まみれになった母の乳房にすがるこの子たちは。
姿を消したリスボンは、歓楽に浸るロンドンやパリよりも
多くの悪徳に耽っただろうか。
リスボンは壊滅した、そしてパリでは人はダンスを踊っている。

 この詩について著者は次のような感想を書く。
 この惨状が美しい予定調和の世界だといえるだろうか。これが「善なり」といわれる世界の現実だといえるだろうか。そうした憤りの声が詩のなかから聞こえてくるようだ。ヴォルテールは、なぜ人間が自然の不条理な暴力にここまで翻弄されなければならないのか、それについて、詩のなかで、いっさい説明を行っていない。行えるわけがないからで、事実を直視して、ただ自然の力の前では人間の生活が「悲しい偶然の戯れ」にすぎないことを認めるほかはなかったのである。
(『ヴォルテールの世界』P.118〜P.119)

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超人のジャーナリスト・アイ 21 新聞・雑誌拾い読み

■国立大学に続々「出版会」のタイトルで、国立大学にも出版会設立の動きが相次いでいるという記事。国立大学は、自立した法人として出版事業が興しやすくなり、自分たちの研究成果を社会に公表し、存在感を高めようと躍起になっているという(2005年10月23日の日経読書欄の活字の海での囲み記事から)。筑波大学は20年も前から出版会設立の話はあったが企画運営の人材がいず立ち消えていたことや弘前大学、富山大学でも地域性を活かした津軽の華、食文化史とか学生向け教科書などを出版している。しかし、良書を出すという理念と、収益との両立が大学出版会の大きな悩みとは大学出版部協会の理事長の話。販売業務の共同化、編集ノウハウの伝授など小規模出版会への支援強化に動き出したとの記事。特に学術専門書出版は生き延びていくのが難しい時代、個性ある出版と販路の創意工夫が求められている。

■『逝きし世のー』復刊
幕末明治期に来日した外国人による記録を渉猟、古い日本の姿を描き出した『逝きし世の面影』が平凡社ライブラリーから復刊するという記事。著者は在野の近代史家、渡辺京二氏。1900円(日経新聞2005年10月23日)

■『雨の日はソファで散歩』
種村季弘氏の最後のエッセイ集。幻の豆腐の話他。彼の不在の大きさをあらためて噛み締めるとは評者の作家・松山巌氏の書評。筑摩書房・1890円(朝日新聞2005年10月23日読書欄)

■鴻巣友季子著『明治大正 翻訳ワンダーランド』新潮選書・680円(税抜き)
西洋文学の名作の翻訳の意外な経緯や裏話など英文学の翻訳家が面白く明かす(日経新聞2005年10月23日)。

■ドウス昌代著『イサム・ノグチ(上・下)』講談社文庫・各752円(税抜き)
米国在住のノンフィクション作家が彫刻家・イサム・ノグチの生涯を丹念に取材した初の本格的な評伝(同上)。

■読売新聞2005年10月23日書評欄「HONライン倶楽部」の谷崎潤一郎の巻が面白いかな。

最近面白い雑誌を見つけて発売元から取り寄せた季刊雑誌がある。焼酎の「いいちご」(本社大分県宇佐市)で有名な三和酒類株式会社が出している最新号、『季刊 iichiko AUTUMN 2005 NO.88 特集 アルチュール・ランボー 151』、この雑誌は、精神、民俗、環境、場所の四つをキーワードに産業と文化の新しい関わり方を考察する文化広報誌。
奥付を見ると企画、三和酒類株式会社、発行所、日本ベルエールアートセンター、発行人、河北秀也、編集・研究ディレクター、山本哲士、そしてお問い合わせ先は港区永田町2-14-3赤坂東急ビル8F E・H・E・S・C内「季刊 iichiko」編集室 TEL03-3580-7784 FAX03-5730-6084とある。昨年が生誕150周年のアルチュール・ランボー、最近彼の詩集の改訳が刊行されて話題になっているが、執筆者の面々も豪華だ。宇佐美斉、鈴村和成、山口佳巳、中地義和、湯浅博雄、野村喜和夫と山本哲士の各氏。

また見附った              また見付った
ー何が、-永遠が、          何がだ? 永遠。
海と溶け合ふ太陽が。        去ってしまった海のことさあ
     〔小林秀雄訳〕           太陽もろとも去ってしまった。           
                                 〔中原中也訳〕

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この雑誌の巻頭で山本哲士はこの二人の訳を比較し、中也の野暮ったい訳と意訳だが小林のは名訳と上記の訳を引用しつつ、ことばというものの呪縛の強さを物語る、最先端の実例ではないかと記している。筆者は、この他の訳、例えば堀口大學、清岡卓行、粟津則雄などでもランボーの詩集を読んだ。そして、この有名な詩句は原文を諳んじていたのだが、一部は忘れた。さらっと読んだ限りではレベルも高く、しっかりした雑誌作りをしている。しかも市販していないのだ。執筆者の一人に偶然お会いする機会があり、この雑誌の存在を知って慌ててて申し込んだ次第。全部はまだ手に入れたばかりで読んではいないが、装丁もすっきりしていて良い。最近見たなかなか良い雑誌のひとつ。iichiko2

                      
                              

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超人のジャーナリスト・アイ 新聞・雑誌拾い読み 14 The New York Times Best Seller 最新版と紀伊國屋書店新書週間ベストセラー   

■The New York Times Best Sellers
Hardcover Fiction
Published: August 21, 2005
This
Week Last
Week Weeks
On List
1 LIFEGUARD, by James Patterson and Andrew Gross. (Little, Brown, $26.95.) Things go terribly awry when a lifeguard at a Florida resort agrees to take part in a $5 million heist. 1 4
2 THE HISTORIAN, by Elizabeth Kostova. (Little, Brown, $25.95.) A young woman's quest to learn the truth about her father's life and her mother's death involves research into Vlad the Impaler and Dracula. First Chapter 2 8
3 THE DA VINCI CODE, by Dan Brown. (Doubleday, $24.95.) The murder of a curator at the Louvre leads to a trail of clues found in the work of Leonardo and to the discovery of a centuries-old secret society. 3 125
4 THE INTERRUPTION OF EVERYTHING, by Terry McMillan. (Viking, $25.95.) At the age of 44, an unhappily married California woman discovers she's pregnant. First Chapter 4 3
5 THE UNDOMESTIC GODDESS, by Sophie Kinsella. (Dial, $23.) At her wit's end, a high-powered attorney decamps from London and winds up as an unqualified housekeeper in the middle of nowhere. 7 3
6 UNTIL I FIND YOU, by John Irving. (Random House, $27.95.) Tracing the experiences of a movie star named Jack Burns, whose life has revolved around his relationships with older girls and older women. First Chapter 5 4
7 THE MERMAID CHAIR, by Sue Monk Kidd. (Viking, $24.95.) On Egret Island, off the coast of South Carolina, a married woman is strongly attracted to a monk who is just months away from taking his final vows. 8 18
8 DOUBLE TAP, by Steve Martini. (Putnam, $26.95.) The lawyer Paul Madriani comes upon government secrets when he defends a soldier who is on trial for murder. 6 2
9 NO COUNTRY FOR OLD MEN, by Cormac McCarthy. (Knopf, $24.95.) Mayhem ensues after a West Texas man stumbles upon $2 million in drug money — and decides to keep it. 9 3
10 MIRACLE, by Danielle Steel. (Delacorte, $20.) When a terrible storm hits Northern California, the lives of three people are changed forever. 11 6
11 THE FIVE PEOPLE YOU MEET IN HEAVEN, by Mitch Albom. (Hyperion, $19.95.) An old man who died trying to rescue a girl finds that all is explained in the afterlife. 96
12 LONG TIME GONE, by J. A. Jance. (Morrow, $24.95.) A homicide investigator for the state of Washington probes a 50-year-old murder case. 10 2
13 CHILL OF FEAR, by Kay Hooper. (Bantam, $25.) Haunted by a murder that took place 20 years earlier, an F.B.I. agent heads to Tennessee to try to solve it. 12 2
14 ORIGIN IN DEATH, by J. D. Robb. (Putnam, $24.95.) In 2059, Lt. Eve Dallas investigates the killings of a father and son, both of whom were cosmetic surgeons; by Nora Roberts, writing pseudonymously. 14 4
15 ELEVEN ON TOP, by Janet Evanovich. (St. Martin's, $26.95.) As she tries to leave the world of bounty hunting for good, Stephanie Plum comes to realize a lunatic is stalking her. 13 7

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■紀伊國屋書店新書週間ベストセラー

◆新書 週間ベストセラー(1)◆
集計期間 : 2005年08月08日 ~ 2005年08月14日

NO ISBN タイトル 巻号 著者 出版社 出版年月 本体価
1 4334032915 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 山田真哉 光文社 05/02 \700
2 4106101254 あの戦争は何だったのか 保阪正康 新潮社 05/07 \720
3 4845405059 禁煙セラピ- アレン・カ-/阪本章子 ロングセラ-ズ 96/06 \900
4 4047100080 決断力 羽生善治 角川書店 05/07 \686
5 4480062327 靖国問題 高橋哲哉 筑摩書房 05/04 \720
6 4569635458 頭がいい人、悪い人の話し方 樋口裕一 PHP研究所 04/07 \714
7 4061824406 QED~ventus~熊野の残照 高田崇史 講談社 05/08 \800
8 410610119X 徳川将軍家十五代のカルテ 篠田達明 新潮社 05/05 \680
9 4047100110 頭がいい人の「自分を高く売る」技術 樋口裕一 角川書店 05/08 \686
10 4845405547 ダイエット・セラピ- アレン・カ-/阪本章子 ロングセラ-ズ 98/06 \905
11 4569642160 頭がいい人、悪い人の〈言い訳〉術 樋口裕一 PHP研究所 05/07 \714
12 4121018052 考えないヒト 正高信男 中央公論新社 05/07 \700
13 4125009082 ヴェロニカの嵐 茅田砂胡 中央公論新社 05/07 \900
14 4061497960 和田の130キロ台はなぜ打ちにくいか 佐野真 講談社 05/07 \740
15 4062723298 「名将」「愚将」大逆転の太平洋戦史 新井喜美夫 講談社 05/07 \838
16 477810143X ただ一人の男 火崎勇 心交社 05/08 \850
17 4004309557 戦後史 中村政則 岩波書店 05/07 \840
18 400430959X 中国激流 興梠一郎 岩波書店 05/07 \780
19 4004309565 子どもたちの8月15日 岩波書店 岩波書店 05/07 \700
20 484540723X 女性のための禁煙セラピ- アレン・カ-/阪本章子 ロングセラ-ズ 03/04 \905
21 4047100064 健全な肉体に狂気は宿る 内田樹/春日武彦 角川書店 05/08 \724
22 440850453X 十三の冥府 内田康夫 実業之日本社 05/07 \933
23 4620106968 小樽北の墓標 西村京太郎 毎日新聞社 05/07 \819
24 4106100037 バカの壁 養老孟司 新潮社 03/04 \680
25 4480062440 八月十五日の神話 佐藤卓己 筑摩書房 05/07 \820
26 456964497X 中村天風一日一話 天風会 PHP研究所 05/08 \1100
27 4061497979 「特攻」と日本人 保阪正康 講談社 05/07 \720
28 4480687114 世にも美しい数学入門 藤原正彦/小川洋子 筑摩書房 05/04 \760
29 4896919033 葛飾北斎・春画の世界 葛飾北斎/浅野秀剛 洋泉社 05/03 \1400
30 4334076106 ルパンの消息 横山秀夫 光文社 05/05 \876
31 406182449X ST黒の調査ファイル 今野敏 講談社 05/08 \800
32 4847016084 サルヂエvol.4   ワニブックス 05/07 \952
33 4062574756 マニュアル不要のパソコン術 朝日新聞社 講談社 05/04 \1040
34 4778101456 花の束縛 魚谷しおり 心交社 05/08 \850
35 4896919475 わたしの嫌いなクラシック 鈴木淳史 洋泉社 05/08 \780
36 4062722038 生命(いのち)のバカ力 村上和雄 講談社 03/07 \880
37 487182778X 何よりも愛して 日向唯稀 茜新社 05/08 \857
38 4757514719 小説鋼の錬金術師5 荒川弘/井上真 スクウェア・エニックス 05/07 \857
39 4877231463 コサキンの中2の放課後 東京放送 興陽館 05/08 \1200
40 4480062424 高校生のための評論文キ-ワ-ド100 中山元 筑摩書房 05/06 \720
41 4596815240 夏を抱きしめて リンダ・ハワ-ド/キャリ-・アレクサンダ- ハ-レクイン 05/08 \1000
42 4004309158 コミュニケ-ション力 斎藤孝 岩波書店 04/10 \700
43 4004309603 大型店とまちづくり 矢作弘 岩波書店 05/07 \700
44 4121017129 ケ-タイを持ったサル 正高信男 中央公論新社 03/09 \700
45 433403313X 日本とドイツ二つの戦後思想 仲正昌樹 光文社 05/07 \740
46 4532166187 一目でわかる会社のしくみ 日本経済新聞社 日本経済新聞社 00/11 \1000
47 4047100056 憲法力 大塚英志 角川書店 05/07 \743
48 4047100072 列車で巡るドイツ一周世界遺産の旅 野田隆 角川書店 05/08 \857
49 4480062432 義務教育を問いなおす 藤田英典 筑摩書房 05/08 \900
50 4334032664 オニババ化する女たち 三砂ちづる 光文社 04/09 \720


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最近買い込んだ本

mallarmeumibeno_kafkavillage_voicethe_new_yorker_murakami最近買い込んだ一冊目は、今アメリカで翻訳書が出て話題の本、村上春樹著「海辺のカフカ 上」(新潮社 2004年9月刊 397ページ 定価1,600円)。村上春樹は芥川賞を受賞したときからずっと注目していたが、新刊が出れば書店で立ち読みしていた程度の読書体験で、今まで本格的に読んだことのなかった作家だ。今度はじっくり読んでみようと思い買い込んだ次第。挫折しないことを祈りつつ。読売新聞の文化欄では雑誌「ニューヨーカー」に3ページにわたるアメリカの著名な作家・ジョン・アプダイクの書評が載って話題になっていることや、2月9日付毎日新聞夕刊ではアメリカ在住の文筆家・新元良一氏のアメリカでの英訳本の評価をめぐって一文を書いているという具合に、村上春樹作品が今やアメリカでも広く浸透していることが報じられている。

二冊目はあの難解の詩で知られるステファンヌ・マラルメの自伝『マラルメ伝 絶対と日々』(ジャン=リュック・ステンメッツ著 柏倉康夫、永倉千夏子、宮嵜克祐訳 筑摩書房 2004年10月刊 658ページ 定価13,000円)。ああ、全ての書を読みぬ。人生は短かすぎるとはその詩の一節。また、賽の一振りは、決して偶然を廃棄しないであろうとかその詩篇は万物照応、サンボリズム、晦渋、難解、韜晦と今までどれほどこの作家に解釈を含め注がれたか。筆者も以前からいろんな人達の翻訳、評伝、評論を読んできたが、何一つと完成していない。恥ずかしい限りだ。マラルメ研究では日本が世界一とこの本のあとがきの訳者の言葉。菅野昭正の確か雑誌「海」に連載されたマラルメの自伝をまとめた本も中途半端で終わっている。今手許にところどころ読んでは永く眠っている筑摩書房版未刊の「マラルメ全集」の二冊もある。この本を手がかりに今度は読み込んでみたい。何せ2段組で650ページもある大著、ああー。
【右端の写真は「The New Yorker 」1月24日-31日号」】【右から2つ目の写真は「Village Voice」1月18日号のPaul LaFargeのWeb siteの記事】

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クロカル超人のジャーナリスト・アイ 新聞・雑誌拾い読み       

r25the_big_issue今回今話題の雑誌2誌。ひとつはホームレスの仕事をつくり自立を応援する『The Big Issue Japan』の最新号(2005年2月1日刊 21号)、特集は「つくられる生命たちへ」とちょっと硬い生命倫理の話し。この雑誌はホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として、1991年に英国ロンドンで創設。日本版は大阪で発刊され、今では大阪、神戸、京都、東京、千葉、横浜で販売されています。テレビでも報道されましたのでご存知の読者も多いはず。定価200円。200円のうち、110円が雑誌購読者の収入になります。ビックイシューのIDカードをつけた販売者からのみお買い求め下さいとはこの表紙に書いてある文言。筆者は西新宿の住友三角ビルの近くで買いましたが、同じくこれは最新号ですかと買い求めていた30代の男性もいました。From the streets 今月のひとでは実際にホームレスの販売員を取り上げインタビューしたり、最近の話題の映画「ビフォア・サンセット」、ミュージシャン・カサビアンのスペシャルインタビュー記事を掲載したりして、30ページの雑誌にしては内容は良いかも。月二回、1日と15日に発刊。
もうひとつはリクルート社刊のオトコを刺激する情報マガジン、フリーペーパー『R 25』。地下鉄駅等ターミナル周辺においてある毎週木曜発行の若者向け雑誌ですが、いろんなランキングにエッセー、インタビュー記事、オトコ視点でコンビ二分析(因みに今週は食べやすいメロンパンとか新メニューの紹介)のコンビ二大学院の連載もの等々。48ページのこの雑誌は創刊当時はコマーシャルが右側、記事が左側に載せてあって、ちょっとコマーシャルが煩いかなと思いました。が、最新号では編集も、レイアウトも多少変わって来ているかな、切り口、斬新的かもね。編集の狙いはオトコ、25歳を超えて女性、年配の方も読んでいるから不思議。電車のなかとか見かけるからね。いいじゃん!!

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