音楽

超人の面白ラジオ聴取 ヴァイオリニストサラ・オレイン

土曜日のFM放送の番組『Peace of Mind 土曜の朝のサラ・オレイン』(8時30分~9時)を聴いた。冒頭、 澄んでいて爽やかその上少しパワフルで始まった、アイスショーでのコラボ曲(彼女の歌は冬の時期が多いらしい)。今回で2回目。先週は映画音楽、今週はFIFA世界サッカー大会がこの6月にロシアで開催されるのにあわせて、世界から愛を込めてTo Russia with loveと題してロシア音楽をいくつか紹介していた。東大三鷹寮(サラは東大留学中は三鷹寮に住んでいた)の先輩の歌手加藤登紀子から紹介。彼女の唄う『100万本のバラ』はロシアの歌謡曲、『カチューシャ』や『トロイカ』など“dark”で影のある感じ(“哀愁”のあると言ったほうがぴったりするが。この辺の話は作家五木寛之の専売特許だ)の唄は日本人に馴染み深い唄、ディズニー映画『眠れぬ森の美女』の曲は実はチャイコフスキーのバレー音楽が元、また、エリック・カルメンの唄はラフマニノフの曲にインスパイアされたものと知られざるエピソードを披露。懐かしい『ローズガーデン』の唄も流れた(1968年アップルレコードから発売。当時FEN放送でよく流れていた!)。これもロシアのロマ(今は差別的意味合いがありジプシーを使わずロマを使用)は音楽に歌詞をつけたものだと。今秋田犬で話題のロシアのザギトワなどスケート選手を輩出しているロシアに憧れ、行ってみたいと思っていたが、なぜかモロッコに旅行してしまったと、オモロイ。本当かしらと本人は言っていたが、ロシアの血も流れているとか(そう言えば、大昔NHKテレビロシア語講座に講師として出演していたロシア人女性に似ていたか。その同時だから今はもういいおばあさんにはなっていると思うが。笑)。また、こんな話も。コンビニのレジでロシア人ですかと間違えられたが、コンビニを出たあと気づいて、ひょっとしたら領収書が要りますかと聞き違ったかもと、おー、恥ずかしいだと(真相は分からないがとも)。笑える、笑える。カワイイ!!番組の最後はサラの“From Russia with love”の曲で締めた。
番組のwebsiteはこちら→http://www.tfm.co.jp/peace/

追記 この番組をラジコ(ラジコradiko.jpでサラ・オレインを入力すると期間限定でこの番組を聴取できる)で再聴取した。いろいろな発見があって新鮮。

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超人の面白テレビ視聴 歌手・ヴァイオリニスト サラ・オレイン 続

実は昨日の土曜日から妖精、癒しの歌姫、サラ・オレイン
Sarah Àlainnさん(筆者は昨年度だったか、NHK語学番組「大人の基礎英語」に講師として出演していたので少しは知っていた)の歌やゲスト出演した番組をずっとYouTubeで視聴していたのだ。3オクターブの音域を持つ、父親がオーストリア人の外交官、母親が音楽教授の日本人でオーストリア国籍のシンガー・ヴァイオリニスト。また、作詞家、作曲家、翻訳者、ディレクター、コピーライターの顔も。シドニー大学では言語学部でイタリア語など、音楽部では音楽理論などを専攻し首席で卒業(『ジブリ』などのアニメで日本語を学び、三島由紀夫の『金閣寺』The Temple of the Golden Pavilionを読み衝撃を受け、日本文学、文化にも興味を持ったらしい。母親は日本人だが家では専ら英語だった)、当時の東大教養学部にも留学している。まさしく才色兼備の女性だ。高音で歌い上げる歌は、しっかりした音程の上に感情が乗り、サラワールド、そう、アルファ波を出すヒーリング感たっぷりの新しい世界を創り出している(1/fのゆらぎの声の持ち主)。2010年にメジャーデビューを果たしている。なぜか九州での仕事が多いようだ。2012年11月にはNHKBS-1「地球テレビ エルモンド」に出演していた。この番組は筆者もよく観ていたが、サラ・オレインさんが出ていたとは知らなんだ!彼女のwebsiteによれば今秋からコンサートツアーが始まる。これからのサラ・オレインさんの“芸術”活動に目が離せない。サラ・オレインさんの詳細を知りたい方はこちらへアクセスされたい→http://www.sarahalainn.net/menu/index.html
追記 サラ・オレインさんの「ワイドナショー」に初出演した感想や次のテレビ番組出演まで書いている最新のインスタはこちらで→https://www.instagram.com/p/Bit8CiCl7KR/
ここで彼女が書いていたが「ワイドナショー」に出演した時の服装は私服だった。でもピンクが映えていた。So cute !
鬼母親はマイッタ、気持ちは分かるけど、ここは厳しい母親かママぐらいに。Sarah Àlainn の“Àlainn”の名前は、スコットランド・ゲール語(Old Irish)で美しいという意味らしい。やはり妖精fairyがたくさん住む国から来たようだ。(2018.5.14 記)
追記2 サラ・オレインさん、ムーミンが大好きみたい。

追記3 サラ・オレインさんが昨夜BS-TBSの番組『Sound Inn“S”』に出演して、「Time To Say Goodbye」 、「君をのせて」、ビートルズメドレーなどを歌い、自ら作曲したヴァイオリン曲「Animus」を披露した。衣装の色は赤、構成などを考えての歌(本人が言っていたが、一曲の歌を出だしは母国語の英語で歌い、次にヴァイオリン演奏を挟み、最後は日本語の歌で締める)とヴァイオリン演奏は、今までのアーティストとは一線を画する、チャレンジするアーティスト、表現者のようにみえた。これからも注目したい。この番組の詳細は収録模様を書いていたこちらで→https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakahisakatsu/20180519-00085379/

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超人の面白テレビ視聴 歌手・ヴァイオリニスト サラ・オレイン

歌手でヴァイオリニストのサラ・オレインSarah Àlainnさんがフジテレビの「ワイドナショー」にゲストコメンターとして初出演を果した。IT社長と芸能人の結婚、スペインのサッカーチームの大物のJリーグへの移籍の可能性、世界卓球選手権での北朝鮮と韓国との突然組まれた合同コリアンチームと日本チームの戸惑いそれにルール問題、セクハラの罪云々の麻生財務大臣と記者との短いやり取り、北東アジア情勢で北朝鮮、中国、韓国の動きに日本が蚊帳の外状態、北朝鮮の金正恩委員長と米国のトランプ大統領との史上初首脳会談の話題、東大生協が食堂リニューアルで飾ってあった絵画を破棄した新聞記事、母の日に花を贈ること等ワイドショー的な切り口に、一部面白いコメントも見受けられたが、ここまではごく常識的な範囲のコメントのようだった(もっとも初登場で緊張していたのかも知れない)。が、音に関する話題になると、俄然本領を発揮していた。それは音デザイナーズの調査のリストで日常的に不快に感じる音、例えば、蚊の飛ぶ音、歯ぎしりする音、ガラスを爪で鳴らす音、歯の削る音だったりと人が生理的に受け入れづらい音なのだが、サラ・オレインさんにどう思うかと司会者が尋ねると、驚いたことに、絶対音感の持ち主でかつ音を色で言い表わすことができる共感覚の持ち主だったのだ。映画『サウンド オブ ミュージック』のドレミの歌のドは実際はドの音ではないとも(実際の音を言っていたが失念した、Bフラットとか言っていた?)。そういう音に違和感を覚えるという。幼少期、音の違いに気づき元に戻らないのではないかという恐怖感に悩んで薬を飲んだこともあったと、筆者には理解しにくい“衝撃的な音楽体験”を語ってくれた。ゲストのタレントのヒロミがコップを叩いて音当てを試みたら、サラ・オレインさんがその音を見事に言い当てていた。この番組の中心メンバーの芸人松本人志などはこの話題についていけない様子だった。もう一人ゲストコメンテーターのミュージシャン土屋社央(筆者はほとんど知らないが)が時折気の利いたコメントを出していた。
尚、グーグルなどで「ワイドナショー」と検索をかけると、この番組を視聴できるみたい。(続く)

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クロカル超人が行く 192 ラ・フォル・ジュネ・オ・ジャポン2016

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今や5月恒例になったフランス・ナント生まれのクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」も今年で11回目、東京丸之内会場他新潟、金沢、大津、鳥栖でも開催。今回のテーマはla nature ナチュール自然と音楽。5月3日、4日、5日の3日間有楽町の東京国際フォーラムが東京の会場だ。
最終日の5日の夕方、仕事帰りに会場に足を運んだ。無料演奏会場のところは多くのクラシックファンが詰めかけていて座るのが困難なほど。チケットは買っていなかったので、地上広場で食事しながら少しの間コンサートを聴いたあと、オッタヴァスタジオで音楽ジャーナリストの林田直樹さんと音楽ライターの飯田有沙さんの対談をこれまたさわりだけ聴いた。これだけ回を重ねるとネタに困ってしまうのではと素人ながら思ってしまうが、どうして、どうして、関係者の努力が充実度を表しているようだ。いわく、テーマを広がりのある普遍的なものにすることによって、地域も時代も超越した、飛躍的に自由度を増したプログラミングになってきていると。オッタヴァの司会を努める音楽ジャーナリストの林田直樹さんが ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのオフィシャルガイドに書いている。
武満徹のものを聴いてみたかったが、モーツアルトと自然~名手が奏でる春の協奏曲(5月5日、12:15~13:10、ホールA、小林愛美ピアノ、シンフォルニア・ヴァルソヴィア、リオ・クォクマン指揮)は聴きたかったー。
【写真: オッタヴァスタジオでの林田直樹さんと飯田有沙さん】

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超人の面白音楽 クラシック音楽専門・インターネットラジオ『オッターヴァ』 2

もう何年も聴いている。初めはプレゼンターの突然の交代劇があったりして喋り、進行それに選曲に問題もなかったわけでもないようだ。この手のラジオ放送としてはNHKFM放送のクラシック番組が歴史があって馴染み深いが、クラシック番組一本やりではない。大昔ソニーがクラシック音楽番組専門FMラジオを作る計画があって、筆者などは期待していたが未だに実現していない。しかし、7年前の春にインターネットラジオ『オッターヴァ』が誕生して以来、自宅で聴いたり、ここ5年間くらいはほぼ毎日職場で聴いている、いや、バックグランウドミュージックとして聴いていると言った方が正確かも。高貴なクラシック音楽のイメージを庶民的レベルまで広めたこの放送の役割は大きく、クラシック音楽の平準化に貢献したことは意義深いものがある。筆者などクラシック音楽の知識が乏しい者にとってはこのインターネットラジオ『オッターヴァ』は貴重だ。。クラシック音楽ばかりではなく絵画など芸術にも多大な理解をお持ちなプレゼンターの方々の優しい語り口は心地良いしまた、リクエストに応える形でクラシック音楽をかけながらの軽妙洒脱なお喋りもいい。クラシック音楽を実際に聴きに行くにはチケットが高額なのでなかなかコンサートへは行けない。代わりに身近にインターネットラジオで聴けるクラシック音楽があるのはありがたい。難を言えば、たまには語りを少なくクラシックの大醍醐味を充分味わせてもらいたい…。継続放送ができたことに拍手を送りたい。この逆転劇の継続放送が決定した後のプレゼンターたちの声が明るくなったこと、つい一週間前では想像できなかったことだ。

【下記の写真 : プレゼンターの林田直樹氏(左)とゲレン大嶋氏(右) 『オッターヴァ』のホームページより】

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超人の面白音楽 クラシック音楽専門・インターネットラジオ『オッターヴァ』

このところオンエアを止めたらどうなるのか気になって仕方がないインターネットラジオがある。それがTBSのインターネットラジオ『オッターヴァ』(オッターヴァとはイタリア語でオクターブの意。西洋音楽の8度音階)で日本で唯一のクラシック音楽専門ラジオだ。いつだったかもう3ヶ月以上は経つか、突然プレゼンターが語り始めた。「このインターネットラジオ『オッターヴァ』は2014年6月30日をもって終了させていただきます。詳しくは『オッターヴァ』のホームページをごらんください」
突然の放送打ち切りで何が起こったのかと疑心暗鬼になったが、どうやら親会社のTBSがデジタルラジオに参入することを諦めたため、実験放送中のインターネットラジオ「オッターヴァ」を休止せざるを得ないというのが理由だった。この後の「オッターヴァ」放送は、プレゼンターが替わる度に放送中止のアナウンスが流れ、耳にタコができるほどすごい回数で流されてきた。放送は継続できるはずと開局以来聴いているリスナーの一人である筆者としては一縷の望みを託していた。それがどっこい、今週の始めにこれまた突然に会社を変え場所を移して継続放送ができるとのアナンウンスがあったのだ。バックグランウドミュージックとしては最高のインターネットラジオなのだから、当然といえば当然だろう。今や登録者数は100万人を超えたらしい。この声はプレゼンターやスポンサーより大きく影響力は絶大なはず。クラシックの底力、耳力(みみみぢから)だ。(続く)

【下記の写真 : プレゼンターの斉藤 茂氏(左)と森 雄一氏(右) 『オッターヴァ』のホームページより】

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クロカル超人が行く 175 東京丸の内 東京フォーラム ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」2013 パリ、至福の時

今年もやって来たクラシック音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2013。日本では2005年から始まったこのクラシック音楽祭も8年目、今年はフランスとスペインの音楽がテーマ。5月2日の夜は会場見学とチケット購入を兼ねて仲間2人と出かけ、寒かったせいもあってチケットも買わず早めに退散した。開催日の二日前でもそれなりの人出があった。このクラシック音楽祭の人気のほどが知れた。
誕生日の今日、同日券を求めて再訪したが残りのチケットは15、6枚、生憎聴きたい曲の演奏がすでになかった。残念。その代わりにチケット売り場脇のインターネットラジオ「オッターヴァ」の公開生放送を聴いた。お馴染みの林田直樹さんや森雄一さんの司会、この時間のゲストはパリで活躍中のホルン奏者の根本雄伯さんとフランス人のギタリストだった。

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クロカル超人が行く 163 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2012 ロシア音楽 5

先生はサービスも忘れなかった。講演終了間近で持参した紙袋から何冊か自著を取り出して曰く、本日は本のプレゼントを用意しましたと。聴衆から拍手が沸き起こり少しざわめいた。次の瞬間、亀山先生ご本人からブレゼント用の質問は用意してありますと。筆者は新しい靴を履いていて靴擦れを起こしていたので靴紐を解いていたのだが。途中から偶然に座れほっとしたのもつかの間、一番若い人、はい、キミ、次は一番年老いている人・・・、そしてそれでは今日誕生日の人?と亀山先生の声にすぐ反応し手を挙げてしまった筆者。微かに拍手ー。片方の靴紐を結ぶ暇なく亀山先生のところへ。我ながら恥ずかしかった。ありがとうございましたと深々と頭を下げた。人生にはこういうこともあるのだ。思わずラッキーと叫んだ。でもそれは声にはならなかった。亀山先生に感謝である。。
このあと別の会場に現れた亀山先生、先の比較的細い洒落た靴を履いていた!Ca92vskx

午後5時少し前ホールA214の2階ほぼ中央席に着席。イーゴリ・チェチュエフのピアノ、フェイサル・カルイ指揮、ベアルン地方ポー管弦楽団によるラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番イ短調を聴いた。手許のブログラムによると、ピアニストチェチュエフはウクライナ出身、指揮者のカルイ氏は1971年生まれの41才、比較的若い人たちによる演奏だ。流れるようなピアノの調べ、ときに力強く鍵盤を叩く音が会場に響き渡った。左右2台の大型スクリーンには演奏家の表情が逐一リアルに映し出されていた。ラフマニノ協奏曲、万歳、ブラボー。こうして筆者にとってたった1日の“熱狂の日は”終わった。

今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン クラシック音楽祭ではチェブラーシカが大人気、アニメーションと指揮など新しい顔も登場したらしい。しかし筆者的にはチェブラーシカ Cheburashka , who ?人気アニメの主人公“バッタリ倒れ屋さん”らしい。また、モスクワ大司教座合唱団や大きなバラライカCaetvph0_2など独特な楽器を駆使して演奏するロシアの民族音楽、カペラ・サンクトペテルブルクの合唱等々多彩。仕掛け人ルネ. ・マルタン氏の面目躍如といったところかー。来年は二つのことを実行したい。日本人演奏家のものを聴くこととホールをハシゴすることだ。インターネットラジオ「オッターヴァ」のキャスターの一人は、ハシゴして聴いていたらポケットに1000円しか残っていなかったらしい。一体いくら使ったのかしらん。

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クロカル超人が行く 163 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2012 ロシア音楽 4

ここに一冊の本がある。本のタイトルが「チャイコフスキーがなぜか好き」という新書、しかもキリル文字で書かれた著者自身のサイン入りのものだ。Img022_4親しくしているS先生曰く、それはお宝ですときっぱり。その経緯は後ほど触れることにして亀山先生の講演内容に少し触れてみたい。実は立見席の聴講者はレジュメを受け取れなかったのだ。やっと手に入れた時には講演後。 主催者側の準備不足かも知れない。走り書き風のメモが残っているのでそれをみながら印象を記してみたい。

ロシア音楽の真髄は、ひょっとしたら帰れない⇨ノスタルジー、くさみ⇨生活の臭いだー。

最近刊行された上記の本「チャイコフスキーがなぜか好き」に言及、2011年12月〜2012年1月にかけて書き上げ、雑誌「レコード藝術」などに書いたものと合わせた、言わば、書き下ろしプラス雑文の類の本 。一二ヶ月で上梓できるとは書くスピードが速いということだろう。ドストエフスキーの翻訳家はもちろんロシア音楽にも造詣が深いのだ。地方性、大地⇨ロシア正教以前は汎神論的⇨スラブ異教などなどロシア人の魂のふるさとにも及んだ。無料でダウンロードして聴けるyou tubeの話しでは、バイオリニストの五嶋みどりが奏でるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に惚れ込んでいる様子、筆者も聴いてみたいと思ったほど。このあとロシアプリミティズム、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、旧ソ連の国歌が好き、アヴァンギャルド芸術やソ連の1920年代・30年代研究から50代でドストエフスキー研究再び、と続いた。9.11の時はロンドンにいた由、そして去年3.11以後の7月に被災地を150km歩き、海を眺めた時第六感⇨永遠の感覚、四次元⇨運命の世界を感じたという。被災地で出会った週刊誌記者の“もうやることがなくなってしまった“という話しには胸を打たれた。
最近ラフマニノフもいいとそしてロシア現代音楽をもっと聴いてほしいと講演を締め括った。約1時間の講演は聴衆を魅了した。

追記。先週の日曜日にS先生と会う機会があった。亀山先生には英語学者のお兄さんがいる(そう言えば、スピーカーを直してもらったと講演のなかで話していたっけ)し、NHKテレビロシア語講座を担当していた時には、親しい人たちに1分でも視てと声をかけていたとか。その昔筆者は主にラジオロシア語講座を聴いていたので、テレビの講座はたまに視る程度だった。講師の亀山先生か、残念ながら記憶にない。恐らく大分後かも・・・。ラジオロシア語講座の講師は東郷何某或いは八杉何某と言ったかな、それも今となっては朧げだ。(2012年5月15日 記)

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クロカル超人が行く 163 ラ・フオル・ジュルネ・オ・ジャポン 2012 ロシア音楽 3

立見席も一杯の講演会場ースペースが狭すぎたーでは講演者の亀山郁夫先生が講演タイトルについて話し始めていた。「熱狂とノスタルジー 歴史のなかのロシア音楽」。琵琶湖で開催したラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでの浅田彰氏との対談から帰ったばかりと疲れを知らない風の亀山先生、浅田彰氏にはこの講演のあとメールで報告しますと満足げだった。浅田氏とは余程息のあった対談だったのだろう。亀山先生は聴衆の緊張感をほぐす術も心得ていた。浅田彰氏といえば、『構造と力』(何と筆者の書棚にまだある)の著者で当時ニューアカディズムの旗手と騒がれ、一世を風靡したフランス思想の専門家(京大経済研に在職した経済学者でもあった ! )。しかし自らピアノを弾くほどクラシック音楽に造詣が深い学者でもある。ここで思い出した、京大人文研にいた頃、雑誌「レコード藝術」も届けていた某営業所のY氏、その頃から精力的だったのか研究室は不在気味ー。そしてもう3年前になるか、京都芸術劇場 春秋座のマラルメ・プロジェクトで対談やら挨拶をしていたのだ。

人生の終わりの一曲、仮説の検証、西欧文化との対決、暴力のアイロニー、ムソルグスキーが嫌い、人工か神がかりか、スクリャービンの「革命」、ラフマニノフがなぜか好き、ストラヴィンスキー現象、封印されたアイロニー、二枚舌の闘い、現代ロシア音楽を聴く、が後で受取ったレジュメの中身。

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