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2019/05/24

超人の映画鑑賞 ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

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世界的に有名なニューヨーク公共図書館 NewYork Public Library。三越ではないが二つのライオン像(ライオン像には母体となったAstorアスター図書館とLenoxレノックス図書館に因んだ名称がありまた、恐慌時代に名付けられたpatience忍耐とfortitude不屈の精神の愛称もある)が出迎えてくれる、あのニューヨークは5番街42丁目にある威厳のある図書館。その名前の経緯は何度も訪ねたり調べたりして筆者なりに分かっていたつもりでいたが、今回ドキュメンタリー映画を観てその名前をしかと認識した次第。氷解したのだ。名称はpublicだが中身はprivateなのだ。それは鉄鋼などで財をなしたカーネギ―たちが私財を投じてできた世界屈指の私立図書館だからである。カーネギーは教育、文化や福祉にも力を入れた慈善家としても有名だ(これに匹敵する人が日本では倉敷の実業家・慈善家大原孫三郎か)。筆者が最初に訪ねたのは1980年代後半だ。プライベート旅行だったが、当時勤めていた会社の商品を閲覧室のコンピューターを使って検索、その会社の商品の何点かが出てきて興奮したことを昨日ように鮮やかに覚えている。また、マップコレクション室や2階(?)にあるチャールズ・ディケンズの展示品等を観て回った。そのあとニューヨーク旅行では時々訪ねている。ニューヨーク公共図書館の建物のまわりには様々な人間模様が見て取れて、これまた興味深い。2013年春5月にはとうとう仕事でお邪魔して館内を案内されたりもした。映画のシーンでお馴染みの大閲覧室も。その時は日本関係の担当者が休暇中でイタリア旅行中、代わりにウェブデザイン担当の女性が応対してくれた。こちらはお近づきの印として日本から箸や和紙などを持参してプレゼントした。日本のラーメンがブームらしく(ここ2、3年でラーメンも更に進化したらしくニューヨークのあちこちに店舗ができているらしい)、話題は豚骨ラーメンの『一風堂』の話で盛り上がった。ラーメンにありつけるまで2時間待ちでtoo crazyと。一緒にお付き合い頂いた某書店ニューヨーク店のキューバ人を伴侶にした千葉県出身の女性スタッフと素晴らしい環境の事務室でしばし会話を楽しんだのだ。それも今となっては懐かしい思い出だ。

さて、『ニューヨーク公共図書館』は、NYPLの略で親しまれている、分館や研究図書館を含めて92館、予算規模340億(日本の公共図書館の数は3292館、経常予算1427億円―日本の図書館総計2018より)、蔵書5295万冊、職員3100人余、年間来館者数1700万人、貸出数346万人(ウィキペディア)の巨大かつ民主的な図書館だ。そこにカメラが入った。ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン監督の『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』である。午後6時15分開始、午後9時50分に終了の3時間30分の上映(途中5分の休憩)だった。

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