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2019/04/17

超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 5

『図書』の表紙はかの司 修だ。【表紙】 レリーフの音符は「雨の樹を奏でる」。「砂漠を水で満たそうとする木が一本ありました」と作曲家武満徹が夢に出てきたエッセイの中で綴っている。『ちくま』は、漫画家西村ツチカ作「壁活用ガール」。何ともグラフィック的デフォルメが堪らない。ユニークな発想と壁活用の現実感、色彩特に緑化が素敵だ。『一冊の本』の表紙は、原研哉+及川仁。クリップの絵というより、クリップで留められた紙束の絵であるとグラフィックデザイナーの原研哉。面白いことを書いているので後半部分を抜き書きしてみよう。

「綴じるというより、すぐにバラバラにできる整理、分類のための小さな道具は、便利というより、働く人間の思考のどこかに、したたかな編集力を付与しつつ、AIの時代にも飄々と生きている。この金具の繊細な紙束のホールドぶりを、紙表面にできる歪みに感じてみる。紙は人の脳でもある。」なるほどウマイこと言うものである。筆者などはクリップはなかなか面倒な文具で扱いに苦労している。白表紙に薄グレー、クリップがひときわ映える、そのレイアウトの妙技――。

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