« 超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 6 | トップページ | 超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 8 »

2019/04/19

超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 7

一応雑誌の外側を分析できたところで、少し👀を外に向けてみよう。PR誌といえば、その昔エッソスタンダード石油の『エナジー』、サントリーの『洋酒天国』などが有名で、最近では焼酎「いいちこ」の三和酒類のPR誌『iichiko』が面白かった。もちろんこの他にたくさんの有名なPR誌は存在するが、ここでは一つひとつ言及する場ではないので割愛する。『エナジー』は今でも筆者の書棚の隅にあるはずで、また、確か『洋酒天国』は銀座の三笠会館地下のバーに行けば見れるはずである。『iichiko』は特集によっては昔大分にある会社から取り寄せていた。デザインや文章に時代の息吹を感じるオモシロみがあった。これらの雑誌は企業のPR誌だから、話を元に戻して今度は出版社と密接な関係にある書店のPR誌に少しばかり言及してみたい。後発だが頑張っている雑誌にジュンク堂書店の『書標』があるが、創刊当初から知っている雑誌で本の書評が中心でなかなかよく出来ている。そんな中、大手書店、紀伊國屋書店出版部の『SCRIPTA』を偶然に手にした。2018年冬号、通巻50号(A5判・60頁)のもの。定期的に揃えておこうと何回か試みたりしたりしているのだが途中で途絶えてしまう。無料なのは良いが発行時期に大学の売店や紀伊國屋書店にその都度取りに行かなければならない。少し面倒でつい忘れがちになるのだ。それはさておき、今回の号には森まゆみの「30年後の「谷根千」9  第8号、団子坂特集」が5頁にわたって掲載されておりおもしろく、一気に読み終えた。団子坂聞きがたり、今昔といったところか。この辺は筆者にとっても思い出深い場所でいろんな場面が目に浮かぶ。森まゆみも書いているように、吉本隆明が自転車を引いて団子坂を登っていた。筆者がよく目撃したのは、ズボンのバンドに手拭いをぶら下げながら自転車を押している姿だった。また、能楽師安田登の「野の古典18――ホームレス賢者のように」中の芭蕉の俳句に言及しているところに興味津々。斎藤美奈子は執筆者の常連、よく書いていると感心しきりだ。執筆者は全部で9名、長く続いている連載ものが目立つ。

« 超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 6 | トップページ | 超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 8 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 6 | トップページ | 超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 8 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31