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2019/04/12

超人の面白読書 137 出版社のPR誌をよみくらべる 2

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今回は『図書』、『ちくま』、『一冊の本』の直近の2019年4月号(場合によっては3月号も参照)を取りあげてみたい。この手のものとしては老舗の『図書』があるが、最近は後発ものにも面白いものが出てきている。大昔PR誌作りにほんの少し参画したことがあるが、雑誌のランニングコストがかかりお荷物状態で、終いには休刊(実際には廃刊)に陥った。結局編集者の自己満足で終わってしまうのがオチである。社の新刊既刊の書籍の購買につながるような手短なインパクトのある記事はもちろんのこと、連載ものなど掲載したもののうちいくつかが、書籍化も考慮に入れてペイできるような編集者のコスト意識を含めた用意周到さがないと続かない。そうそう、広告掲載も重要だ。内容が濃い割には安価(PR誌の性格上仕方ないが例外もある。某老舗書店の明治時代から続いている『學鐙』などは価格が乱気流気味だし、ライバルの大手書店のものも休刊したり、復刊しては季刊になったりと四苦八苦しているようにみえる。2誌とも内容はそう悪くない、むしろ前者は風格があり良い味を出している。後者にしても意外な発見があってお得なところも)、いかに成り立たせるか思案のしどころだ。台所事情は分からないが成功しているところは編集方針がしっかりしていてぶれていないということだ。また、販売面では定期講読者を増やすなど不断からの努力を怠らないということだろうか。ネット時代だからこそその存在意義が問われているのだ。

さて、雑誌の外面から。分量、総頁数では『図書』と『ちくま』は64頁、『一冊の本』だけが32頁も多い96頁、断トツの多さだ。価格は3誌とも100円で同じ価格。紙質は『ちくま』、『図書』、『一冊の本』の順の感じ。判型は3誌ともA5判、このサイズは他の出版社、例えば、『未来』、『みすず』、『波』などのPR誌でも同じサイズで、このサイズが大半なのは持ち運びに便利だからかもしれない。

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