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超人の面白読書 131 ジョージ・オーウェル『1984』

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最近のニュースをみていると、財務省の改竄問題、他方で、文科省の監視問題が浮上し両問題とも民主主義の根幹を揺るがす重大な出来事が浮上してきた。それで喚起されるのがジョージ・オーウェルの『1984』である。ディストピア、反ユートピア小説といわれるこの小説は、近未来の社会を空恐ろしく描き出している。そこでは日常的に改竄や監視が行われているのだ。まさしく日本の今を写し出していて怖い。
実は、先週の日曜日何気なくこのジョージ・オーウェルの『1984』をふと思い出していたら、その日の朝日新聞の朝刊をたまたま買って読んで驚いた(大分前はこの新聞だったが、今は他紙を購読していて書評欄を読みたかったからわざわざコンビニまで買いに行ったまでだが)。「日曜に想う」の欄のタイトルが“思い起こした「1984」”とだったからだ。執筆者が読者からの川柳、“現実にあったオーウェル「真理省」”を紹介しながら、ジョージ・オーウェルの小説の主人公が「真理省記録局」という部署に勤めていて、政府の都合と主張に合わせて過去の新聞に記事を改変するのが仕事と記したあと、復古的なイデオロギーを仲立ちにして、権力側とその威を借る者が連みあった結果であろうと執筆者は書いている。
さて、全体主義の社会を見据えたジャーナリスト上がりのジョージ・オーウェルが描きたかった社会は、どういう社会なのか興味を引きつけられる。(続く)

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