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超人の面白北欧映画 ノルウェー映画『ヒトラーに屈しなかった国王』

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久し振りに北欧映画を観た。今回はノルウェー映画だ。毎日新聞の日曜版「藤原帰一の映画愛」(2017年12月17日)で紹介された『ヒトラーに屈しなかった国王』を観に出かけた(藤原帰一氏といえば、もう4、5ヶ月前になるか偶然にも帰りの通勤電車で隣席に居合わせたことがあった。先生は原稿を執筆中だったのか長い時間スマホで文字を打っていた。【筆者注】。今度はテレビで拝見。2018年1月12日朝7時台のBS1NHK国際ニュース関係の番組にゲスト出演していた。たまたまチャンネルを捻って。滞留時間はわずか1分位!)。3連休の初日、スウェーデン家具の『IKEA』で買物とスウェーデン家庭料理の定番ミートボールなどを含め軽い食事を済ましたあと、横浜の阪東橋近辺で古本屋2、3軒を見て回り、簡単早分かりの全国鉄道会社関係の文庫本と矢崎泰久氏が書いた雑誌『話の特集』の顛末記なる本をゲット。まだ上映開始までには時間があったので、手作り焙煎のカフェ『まめや』やサンマー麺で有名な『玉泉亭』に寄ったあと映画観賞となった。何せ夜の8時55分の始まりなので、『IKEA』を出てから約4時間もあったのだ。おかげで伊勢佐木町~黄金町にかけてのディープなエリアをあぶない、アブナイと言い聞かせながら徘徊させてもらった。

ノルウェー映画『ヒトラーに屈しなかった国王』は、第二次世界大戦中の1940年4月9日~11日のたった3日間の出来事を描いているが、実はこのたったの3日間が北欧の小国、ノルウェー王国が歴史上かつてなかったほどの大国難に見舞われ、国家の存続の危機に大きく揺れた、とんでもない3日間だったのだ。ノルウェーがヒトラー政権のドイツに占領されるかの瀬戸際外交が、国王とそのファミリーそれに時の政権の首相など上層部たちとヒトラー政権下の公使間でなされたが、そのタフなネゴシエイターたちの様子をリアリステックに描き出したドキュメンタリー風の映画だ。迫り来る決断の日々を追う人間ドラマは感動的だ。ドイツとの激しい戦いも痛々しい。大国の部隊と若者も巻き込まざるを得なかった小部隊との戦いでもあったのだ。
今朝のテレビの報道番組ではドイツやインドで台頭するヒトラー讚美の政党や若者の姿を映し出していたが、排除や分断や自分ファーストが更に表面に噴出した感じを強く持った。不寛容さと狭い了見が横行しているのだ。それがエスカレートすると、まさしくかつて私たちが辿った戦争への道に繋がりかねない危険な道だ。そこでは酷い殺戮やホロコーストが起こった。戦後はその反省のもと、今日の平和維持が世界規模で成立して来たはずなのに、特にここ15、6年前頃からかその空気感が変わり始めていて、日本も例外ではなく、平和憲法すら維持できなくなりつつあり、懸念される社会状況が現出している。その文脈からいえば、この映画の主人公ノルウェー国王ホーコン7世が苦渋の末下した決断は、歴史に学ぶ最良の教訓ではないだろうか。歴史は繰り返すというが、繰り返してならない歴史を創ることを私たちはもっと学ばなければならない。この映画はそのことを強く訴えているように思える。特に印象に残った言葉は国王の下記の言葉だ。(続く)

追記 この記事を書いて約半年近く、帰りの電車で藤原帰一先生を見た。今度は左側座席一列目窓側でタブレットで映画鑑賞をしていた。(2018.6.28 記)

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