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超人の面白北欧映画 ノルウェー映画『ヒトラーに屈しなかった国王』 続

国民投票で選ばれた最初の国王が語った言葉は、民主主義の基本で重い。

“この国の行く末は密談によって決まるものではない。国民の総意で決まるのだ”

“降伏に屈したならば私は国王を辞し王室を解散する”

1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻(一言でいうと、大義はナチスドイツがスウェーデンの鉄鉱石を手に入れたいため、諸事情により海上輸送ルートとしてノルウェー沿岸を使用可能な状態にしたかった)。ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否し、ノルウェー国王のホーコン7世は、家族、政府閣僚とともにオスロを離れて郊外のハーマルに逃れる。一方、ヒトラーの命を受けたドイツ公使は、ノルウェー政府に国王との謁見の場を設けるように、最後通告をつきつける。翌日、ドイツ公使と対峙した国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、家族のため、国民ため、国の運命を左右する究極の選択を迫られる━。
この映画のエピローグ。ノルウェー国王7世がナチスに屈しない決断を下したあと、ノルウェーはナチスドイツに協力するヴィドクン・クヴィスリング政権になり、事実上ドイツの支配下に。国王の家族はアメリカに、自身はイギリスに亡命、後に連合軍が勝利しノルウェーは解放され、国王はノルウェーに戻り1957年に死去。一方、ドイツ公使はその後ロシアに赴任、敗戦後流刑された。最後にこの映画は事実に基づいたフィクションであるとの断り書きで字幕が終了、続いて関係者の名前がずらっとリストアップされて映画は終わる。

上映時間136分。出演: イェスパー・クリステンセン、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、カールマルコヴィクスほか。監督: エリック・ポッぺ 。 製作: ピーター・ガーデン[メランコリア] 2016年ノルウェー。言語: ノルウェー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語。字幕翻訳: 佐藤南 。原題: KONGENS NEI /英: The King's Choice
(一部はこの映画のチラシから抜粋)

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【上映館: ジャック アンド べティ 撮影時刻: 18時30分】


世界の王室で最も開かれた王室(買物など護衛なしで市民が通うごく普通の市場にも行っているなど)であるノルウェー王室は、ホーコン7世が死去したあと子息のオーラヴ5世が継ぎ、今は平民出身のソニアさんと結婚した(1968年8月。結婚にあたっては日本の皇室を参考したと伝えられている)ハーラル5世が国王である。その子息ホーコン王太子が子持ちのシングルマザーと結婚し、世界中を驚かせ話題を振りまいたことは記憶に新しい。
【超簡単なノルウェー王国年表】
ノルウェー王国(872ー1319)
スウェーデン・ノルウェー連合(1319ー1380)
デンマーク・ノルウェー連合(1380ー1814)
スウェーデン・ノルウェー連合(1814ー1905)
ノルウェー王国(1905ー現在)


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