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クロカル超人が行く 206 世田谷文学館「澁澤龍彦展 ドラコニアの世界」番外編

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世田谷文学館で「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」を鑑賞しながら、展示品以外にも“あること”をきっかけに関心を抱いた。文学館の企画展会場の設営、多種多様なパネル、展示品や入れ物、レイアウト、映像や音響、貴重品の扱い、集客や注目度を上げるためのコーナーの仕掛け、順路(これが時として解り難い)、関連グッズなど所謂企画展構築はブランから実際の組み立てに至るまでの作業(格好良くいえば、感動的な空間プロデュース)ーそれは当事者の腕の見せどころとなるがーにはやはり並大抵ではない苦労があるはず。美術館や博物館それに文学館のイベントを扱う専門の業者が関わるとは思うのだが、どう造られていくのか興味のあるところだ。裏方の仕事に興味津々、それこそ達成感に向けた人間ドラマが展開しているのではと勝手に想像してしまう。いやいや、これは筆者の思い過ごしで専門業者に丸投げしているのが事実かもしれない。そうだ、こういうことは長らく美術館や文学記念館に携わってきた友人S氏に訊いてみた方が良いかも。
ところで、前に“あること”をきっかけにと書いたが、それは2階の展示入口から順路を辿ってちょうど中間地点にあった、澁澤龍彦本が約70冊くらい、確か4段にわたって配列された壁と一体型の奥行があまりない陳列棚だのことである。バックの壁と浅い陳列棚は白一色に統一され、透明なガラス(多分アクリル製)に覆われた澁澤本がことのほか映えていた。これこそback to the futureそのもの。見事である。それでこのスタイリッシュな陳列棚がほしくなったというわけ。実は最近ある部屋の入口付近にこのような書籍用のディスプレイ シェルフを置きたいと探していたのだ。この陳列棚の前に立ってラフスケッチを試みた。今ある業者に依頼しようと思っている。
そう、世田谷文学館はしばらく改装のため休館していて最近再オープンしたのだ。それを知ったのはこの文学館を12月に入ってすぐに取材した【東京サイト】の動画でしかもユーチューブでだった。それによると大胆に模様替えしたみたいで、地元の作家たちの作品や遺品がディスプレイされていて以前とは格段に違い充実度が窺い知れる。知らなんだ!改装中なのは何かの用事のついでに現地に赴いて知っていた。今回の「澁澤龍彦展」の鑑賞後に館内を一巡すれば良かったと猛省。

ところで、芦花公園駅に来たついでに近くのラーメン店『アイバン』を覗いてみようと思い寄り道をした。以前に立ち寄って、もはやこれまでかと店の将来を心配したのだが、その後どうなったか確認したかったのだ。夕方の5時半過ぎ、果たしてその店はまだあるのか思い巡らしながら店に近づいた。店は夜の部がまだ開店前らしく看板文字を照らす灯りだけで半開き、よくよく見ると、あれっ、看板の文字が違っている、どういうこと、やはり「アイバン」ラーメン店は無くなっていて人の手に渡っていた? 暗い中店の貼り紙を恐る恐る読んで納得。貼り紙には秋刀鮪出汁のラーメン、アイバンラーメンで修行した者、と書かれていた。アイバン氏が弟子に譲った格好なのか。店の名前は「アイバン」ではなく「宣久」だった。6時開店なのでパチリと撮ってその場を後にした。当のアイバン氏は出身地のニューヨークでラーメン店を開いて繁盛しているらしい。

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