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超人の面白読書 130 小冊子『神保町が好きだ!』第11号 特集 神田神保町書肆街考 4

神保町の新刊書店、古書店、版元それに取次店4者の座談会の中である古書店主の話が面白く印象的だ。

酒井 小学生のときからランドセルしょって口笛吹きながら通っている生意気な子どもがいたけどね。何十年も前に何千円も買っていったのでびっくりしました。今はかなりの個人コレクターになりましたけどね。ある銀行の担当者も、彼はまだ30歳前だけど、小学生の頃から神保町に通っていたとかで、神保町の支店に転勤になって嬉しいとしょっちゅう歩いていますよ。有名な大名の末裔です。そういう人もいるんです。

他にも神保町を舞台した朝ドラを制作したらなど現場からの声に耳を傾けたくなるような話が満載、しかも手軽に読める。必ずしも安泰としてはいられない神保町本屋事情も解って、本好きな人あるいは予備軍さんよ、ネットばかりに頼るのではなくもっと書を探しに神保町を闊歩したらいい。鹿島茂の『神保町書肆街考』はそういう人たちにとって確かに応援歌になり得る一冊である。神保町もだんだんと違った業種に侵食されつつあるが、そこは雑多な文化の香りも良しとし共存共栄を図って生き延びてほしいものだ。

下記は本文から明治期の三省堂書店と大正2年の一誠堂の写真。何とも風情があるではないか。当時の書店さんの様子が手に取るようにわかる。家屋や店員たちにもその時代の特色が出ていて面白い。

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