« 超人の面白読書 129 木村 誠著『大学大倒産時代』 8 | トップページ | 遠い記憶 ある死その7 長男Y男の少し早すぎた死 »

今年のノーベル文学賞は英国の日系作家カズオ・イシグロ氏に

今年のノーベル文学賞は英国の日系作家カズオ・イシグロ氏が受賞。受賞理由の英文は次のようだ。
“Who, in novel of great emotional force, has uncovered of the abyss beneath our ilusory sense of connection with world.”「世界と私たちがつながるという幻想の下、暗い深淵を感情豊かな力のある作品で明らかにした」としている。残念ながら今年も村上春樹氏の受賞は見送られた。下記はスウェーデンの小さな新聞『8 sidor』(5 oktober 2017 )から。

171005_nobel1750x402

Författaren Kazuo Ishiguro
får Nobelpriset i litteratur.
Han är född i Japan
men bor i Storbritannien
sedan många år.

62-åriga Kazuo Ishiguro
har skrivit många böcker.
Några av de mest kända är
Återstoden av dagen(『日の名残り』),
Begravd jätte (『忘れられた巨人』)och
Den otröstade(『充たされざる者』).

Många säger att han
skriver böcker som är
ganska lätta att läsa.

Den som inte orkar läsa
honom kan se filmen
Återstoden av dagen
som är gjord på hans bok.

Dela på internet.

ノーベル文学賞受賞の詳細はこちらへアクセスされたい。ノーベル賞委員会公式ホームページhttps://www.nobelprize.org/

追記 NHKが2年前に放送した、カズオ・イシグロ氏講演の「文学白熱教室」の再放送を視た。更に再度ユーチューブでも視聴。フィクションを書きたいのは、ただ単に情報を伝えるのではなく、感情を分かち合いたいからだと語っていた。マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の読書体験を通じながら、「記憶」についても語っていたが、筆者もこの「記憶」の思い入れについては興味津々だ。作家が自分の作品について語ることにはある種のワクワク感がある。ここで一つ重要な発見があった。自分は日系作家で日本や日本人を想像の産物として書いてきたが、ヨーロッパやアメリカの読者は作家の意向とは違って、日本や日本人の特殊性を興味深げに読んでいることに気づき、普遍的なテーマに迫ろうと英国の執事を扱った『日の名残り』を書いたと執筆の経緯を語った(結果、この作品で成功をおさめ、映画化もされ、英国の作家としての地位を不動なものに)。合点が行くような発言だ。
また、別なところでカズオ・イシグロ氏は、翻訳しやすいようにできるだけ平易な英語で書くことを心掛けていると語っていた。さすが英国のベストセラー作家は、世界中の人とたちに自分の作品を一人でも多く読んでもらいたいとの思いが強いようだ。社会や政治的な関心も大な作家だ。
仕事帰りに東京駅近くにある大書店の洋書コーナーに寄ってKazuo Ishiguroの本を探したが品切れだった!TBSはドラマ『私を離さないで』を再放送すると発表した。(2017.10.15 )

|

« 超人の面白読書 129 木村 誠著『大学大倒産時代』 8 | トップページ | 遠い記憶 ある死その7 長男Y男の少し早すぎた死 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77059/65879757

この記事へのトラックバック一覧です: 今年のノーベル文学賞は英国の日系作家カズオ・イシグロ氏に:

« 超人の面白読書 129 木村 誠著『大学大倒産時代』 8 | トップページ | 遠い記憶 ある死その7 長男Y男の少し早すぎた死 »