« 超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行) 5 | トップページ | 超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行 ) 7 »

超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行) 6

小川(筆者的には敢えて小川)の風土がそうさせたのか、それともたまたまそういう進取の気性に富んだ人たちが集まっていたのか分からない。大方はむしろごく普通の暮らし向きを良しとしていたのではないかと考えたいが、その辺の事情は筆者には分からない。母親の実家周辺を見渡せば先祖がやはり山あいに入って山林関係の仕事に携わっていたことは容易に想像がつく(母方の祖母の出の内倉あたりは江戸時代に新田開発を手掛けていたようだが、内倉から少し下ったところで生計を立てていた祖父の時代は炭焼きや材木切り出しなどの山仕事や葉煙草栽培、果樹園それに田畑での野良仕事が主であったと記憶している)。母親の実家が湯の沢の近くだったということもあって、小学時代は母親の用事がある度にバスなどでよく“重箱運搬人”として駆り出されたものだ。バスは路線によっては確か一旦小川郷駅に入って上小川方面に向かうこともあった(が、時々は父親の妹、叔母の嫁ぎ先の柴原、父方の祖母の出の高萩に寄ったことも)。上小川行の終点はお菓子屋の「吉野屋」の前、それから乗り換えて二ツ箭山の中腹、内倉方面行のバスに乗り湯の沢の先のバス停留所で下車するのだ。次のバスを待つ間、鰻の寝床みたいな細長い「吉野屋」の窓側の小さな畳張りの休憩所で母親とバスを待った。その間母親はやや小柄だがはきはきした店の女将と世間話をしていたのだ。今となっては遠い記憶ー。(続く)

|

« 超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行) 5 | トップページ | 超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行 ) 7 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77059/65612812

この記事へのトラックバック一覧です: 超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行) 6:

« 超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行) 5 | トップページ | 超人の面白読書 128 雑誌『うえいぶ』第50号 終刊号(2017年3月31日発行 ) 7 »