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2016年11月

超人のジャーナリスト・アイ 167 アメリカ大統領選挙の後遺症・人種差別問題

アメリカのNPRの記事を読んでいたら、今回の大統領選挙の後遺症みたいな人種差別的な言動がアジア人に向けてあったという記事に遭遇。カリフォルニアの独立、ワシントンD・Cでのデモ、ニューヨークマンハッタンのトランプタワー前でのデモなどまだ3週間も経たないうちにトランプ次期大統領への反発、一方、白人の人種差別的言動などアメリカの現状が大統領戦後浮き彫りにされた。感謝祭のビデオテープでトランプ次期大統領が「選挙戦は終わった。これからは分断ではなく融合してアメリカを再建しよう」と一転して態度を軟化したのだ。地球温暖化問題やTPP問題にも明確に“No”を突きつけた。そんな中、あるアジア人に向けた白人の人種差別的な言動が衝撃的だ。下記はNPRのニュースから。

Support Pours In For N.Y. Immigrant After Post-Election Harassment

Editor's note: This story contains language that some may find objectionable.
As an immigrant, Tenzin Dorjee did everything he was supposed to do and more. Born in Bhutan, Dorjee is a naturalized U.S. citizen who has lived in upstate New York for nine years.
He runs a successful restaurant, as well as an arts festival, in the tiny town of Plattsburgh, near the U.S.-Canadian border.
Over the years, he has been singled out a few times — but nothing like what he experienced the day after the election.
"It was a couple of guys standing next to a couple of trucks. And that's when they say, 'Hey chink, get the F out of my country. Go back to where you came from.' And I just smiled at them," he says, sighing. "Then it happened again."
In fact, in the past few weeks, he has been harassed repeatedly for being an immigrant, from racist slurs hurled his way to vandalism of his car.
Dorjee is a Buddhist. But the recent events shook him up so much that he considered buying a gun for protection, of himself and his family.
Then, his community rallied — powerfully and publicly — behind him.
A longer version of this story is available at North Country Public Radio.→https://shar.es/18Wavv

アメリカは移民の国、アメリカ人は原点を見直してリバティー島の「自由の女神 Statue of Liberty, formally Liberty enlightening the world)詣でをしたらいい。初めの頃の移民は苦労したはず。それこそuphill taskを厭わずwork harderした人たちだ。「自由の女神」像の台座にはエマ・ラザラスの詩が刻まれている。噛みしみてほしい。移民の原点を忘れないためにも。嫌がらせをしている白人の人たちに特に言いたい。
エマ・ラザラスの詩の「新しい巨像」(The New Colossus)は下記の通り。

The New Colossus

Not like the brazen giant of Greek fame,
With conquering limbs astride from land to land;
Here at our sea-washed, sunset gates shall stand
A mighty woman with a torch, whose flame
Is the imprisoned lightning, and her name
Mother of Exiles. From her beacon-hand
Glows world-wide welcome; her mild eyes command
The air-bridged harbor that twin cities frame.
"Keep, ancient lands, your storied pomp!" cries she
With silent lips.
"Give me your tired,
your poor,
Your huddled masses yearning to breathe free,
The wretched refuse of your teeming shore.
Send these,
the homeless,
tempest-tost to me,
I lift my lamp beside the golden door!"

(Emma Lazarus 1883)


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11月の初雪は54年振り

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We had the first snow of the season in November
for the first time in fifty four years !

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超人のおもしろ食べ歩き 神田淡路町・とんかつ店『勝漫』

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神田淡路町の交差点から徒歩2分のとんかつ店『勝漫』。看板の大カツ丼(1700円)を食した。肉厚で卵のかけ具合が独特。少し油濃かったのはご愛嬌か。赤だしの味噌汁と漬物付き。美味。完食してふと見上げた色紙にはTBS日曜日昼の番組『噂の東京マガジン』で司会をしている小島奈津子の文字が。女性らしい字で愛らしい。この店の女将さんが“やってトライ”のコーナーにカツ丼作りの講師として招かれたのだ。豚肉の上等でやわらかいのには納得、それ以上に外はシャキシャキ、中はジューシーに仕上げるため、ていねいな調理に心がけ実践(店の心がけ実践帖がメニューと一緒にあるのも珍しい。普通なら店のどこかにそれとなく飾ってあるのだが)、また、卵も選りすぐったものを冷やしたりして卵の持ち味を活かしている。訪問したのは月曜日の昼1時40頃で客は3人程度。すでにランチタイムが過ぎた時間帯だったか。厨房には娘さん(?)、ご主人と女将さん、それとホールの女性で切り盛りしている店。
そういえば小川町、淡路町それに神田駅周辺にはカツ丼などとんかつの旨い店が結構ある。何軒かは食べ歩いたが、またまだ奥が深い。次はできたらやはり大阪は八尾のとんかつ店に挑戦したい。

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福島県沖で震度5弱の地震

今朝は5時手前で目が覚めてトイレに行き、また寝ようとしたが寝つかれず枕元のスマホでNPR(アメリカ公共放送)のトランプ次期大統領関連のニュースを読んでいたら比較的大きな横揺れの地震があった。透かさずテレビをつけて地震速報を見た。震度5弱、マグニチュード7.3(気象庁は後に津波注意報を警報に、マグニチュード7.3を7.4に修正した!)で震源地は福島県沖推定25kmと。テレビのアナウンサーが津波が発生しますのでいち早く高台に逃げてくださいと告げていた。何度も早口で繰り返し、しかも途切れることもなくいち早い避難を呼びかけていた。避難指示の呼びかけの言葉も短く分かりやすかった。報道の仕方も進化したのだ。一時福島第2原子力発電所の一部(後に冷却ポンプと判明)が止まった。えっ、危ないと思ったがまもなく再開したとのニュースが流れてほっとした(その後のニュースで福島第2原子力発電所では3ヵ所損傷していたことが分かった。やはり危ないのだ!)。地震発生から約75分過ぎたころ、福島県、宮城県、茨城県と千葉県の太平洋沿岸に津波の第一波が押し寄せた。60cm、90cmと思っていたほど大きくなかったのは幸いだった。しかし、仙台湾では1.4mもあった!アルゼンチン訪問中の安倍首相や菅官房長官の国民の安全に対して万全をつくすとの会見もあった。記憶に新しいニュースとしては、イタリアのローマ北東部の小さな村で2度地震に襲われたことだ。教会が破壊され住民は2度の地震に途方にくれていた。本当に気の毒なことだが。田園風景が広がる観光スポットだった。4月に起きた熊本地震は、地震大国日本のやるせなさを象徴しているが、地震予知が科学的知見に基づいて的確迅速に行われることを切に望みたい。筆者的には3.11の津波で大被害を被った岩手県沿岸部、特に田老地区の災害復興の新聞記事を切り抜き机において検証していた矢先だから尚更だ。災害は忘れたころにやってくる(だから風化を防ぐためには日頃の備えが必要。最少の災害グッズ、心構えと避難場所など)見舞ったいわき市在住の誰かのメールにそう書かれていた。

追記 午後11時過ぎに帰宅したら、震度4の地震がまた発生のニュース。津波の心配はなく、福島第1、第2原子力発電所も異常がないらしい。一安心。

追記2 この地震は6年前の東日本大震災の余震でまだ続くとは気象庁の話。

追記3 今回の地震で沿岸部の人たちが素早く高台に避難したのは賢明だったが、車での移動が却って道路の渋滞を招くはめになったと。あの3・11の津波に飲み込まれた車の光景ーまさに地獄絵ーが浮かぶ。自治体の関係者が言っていたことだが、必要以上に車を使わず歩いて避難することが大切だという。災害を克服するとは教訓を生かすことなのだ。(2016.11.23 記)


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毎日新聞のコラムを読む 英国の欧州連合(EU)離脱後の大学の教育・経営

今はアメリカの次期大統領トランプ氏の人事に世界中が一喜一憂している。何だかあからさまに政治にビジネスを持ち込むような雰囲気で、alt-right(アメリカのネトウヨ)の人々の登用が取り沙汰されている。今回のアメリカの大統領選挙でポピュリズムが話題になったが、そのさきがけのイギリスのEU離脱で大学の教育と経営に黄色信号が灯っていると毎日新聞の西川 恵のコラム「金言」が書いている。「英大学の嘆き」と題した見出しで、EU離脱後は財政的に逼迫するとユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)を引き合いに出して実情を報告している。
EUから入っていた研究助成など資金面での支援がなくなるのも痛手だ。UCLの場合、年間予算6億3000万ポンド(約801億)のうち4分の1がEUの助成。離脱は大きな不確定な要素と広報担当者の言葉を引用している。そして、英国は英語と、教育ノウハウの蓄積で外国人留学生を引きつけてきた。しかし逆風の中でもあぐらをかいてはおれない、とこのコラムを締め括っている。イギリスは景気の後退もあって大学の授業料値上げが問題になっている。さて、翻って日本の大学はどうだろう。いろいろと日中関係が冷え込んでいる中で、中国人の留学生が減少して痛手だといっている日本の大学も少なからずあるようだ。格差が広がり、大学入学者にもその影響が出始めて、支給型の奨学金制度の改正が始まったばかりだが・・・。高等教育の充実化は喫緊な問題で、大学にもっと予算を投入すべきと思う。
尚、毎日新聞の西川 恵コラム「金言」を読むはこちら→「20161121124729.pdf」をダウンロード

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超人の面白ラーメン紀行 217 鎌倉『一閑人』

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江ノ電和田塚駅徒歩3分のところにあるオシャレなラーメン店『一閑人』。今年の夏に芸能界のラーメン通で知られるタレントの勝俣氏がテレビの散歩の番組で訪ねたところ。 鎌倉野菜とアジアンテイストのオシャレな新感覚のラーメン店だと紹介していて、鎌倉に来たら寄ってみようと考えていたのだ。ラーメンでは藤沢や戸塚より出遅れた感じのする鎌倉だが、最近ぼちぼち新しいのが出来始めている。実はこの近くにもう一軒『HANABI』(あっさり系のラーメンとか)という店もあって迷ったのだ(和田塚駅近辺のコーヒー店主に訊いたのだが。実はその3時間前鎌倉文学館に行く途中で見かけていたのだ!)。
ラーメンのスープはドロドロ系の濃厚とんこつ、一啜りして最後に甘味が多少残ったが味は悪くない。麺は即席麺の明星チャルメラを想起させるちぢれ麺でスープと絡み具合がいい。トッピングのチャーシューはやわらか、メンマにレタスそれに海苔、ネギはない。ラーメンにレタスが入るとヘルシーに感じられるから不思議。2つ隣のカップルは鎌倉野菜が盛りたくさんのつけ麺を食べていた。カウンター7席、テープル8席、迷ってしまい(よく見かけるラーメン店の看板ではなかったからか?)昼の部の3時半には間に合わず、夜の部開店の6時に再訪して試食。2、30分後店内はほぼ満席で家族連れは待ちの状態。辛系、野菜系、豆乳系と女性受けするメニューが豊富だ。ドリンクももいろいろ。アジアンテイストに関するチラシも掲示されていた。レイアウトと中間色の色調もいい。そうそう、書き忘れるところだった、ラーメンのどんぶりの右手にも小さなアクセントがー。惜しいかな、もう少し愛想があっても良さそうな店。
鎌倉『一閑人』1.スープ★★2.麺★☆3.トッピング★★4.接客・雰囲気★5.価格★★

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秋の鎌倉散歩 5 長谷の大仏

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夕暮れの長谷の大仏。スーパームーンになりかけの月も見えるー。

北鎌倉では洒落た店をチョイ覗きしたが食べずに。コンビニの肉まんとフランクフルトソーセージ、炙り煎餅、 牛肉メンチと小ビール、コーヒー(コロンビア)それにラーメン&ビール、これが北鎌倉→鎌倉→長谷までのプチ散歩で食べたすべて。巡ったのは寺社4と文学館1の5ヵ所で一人1300円也。万歩計は25,000歩。さすがに足が少し痛い。


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秋の鎌倉散歩 4 鎌倉文学館

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特別展「ビブリア古書堂の事件手帖」開催中。筆者的には特に歌人塚本邦雄宛の寺山修二の手紙、そのユニークな文字に注目。“ベルサイユのばら”まである多種多様なバラ園は見事。

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秋の鎌倉散歩 3 建長寺

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建長寺の総門、三門、庭園など。新日本名木百選の柏槇も。


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秋の鎌倉散歩 2 浄智寺

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七福神の浄智寺。布袋さん(God of happiness)の腹に触って元気をもらった。

付記 いやー、知人に言われて大失敗。澁澤龍彦の墓参りをするのを忘れた!迂闊だった。寺のパンフレットにも書いてあって脳裏に残っていたはずなのだが。境内の途中で布袋さんの方へ惹かれてしまったか・・・。実はあの小高い丘の近くまで行き、その上にある墓の周りを人が歩いていて(中には外国人もいたけど)、何かあるような感じがして些か不思議がっていたことは確か(その光景は今も瞼に浮かぶ!)。そこの一角に澁澤家の墓があったとは。その時に澁澤龍彦の墓があると咄嗟に気づけばよかったのだ。鈍いのである。この寺を訪ねる前、東慶寺で小林秀雄の墓を少し探したことも尾を引いたのか、もう墓参りはいいと。言い訳だけど。今年は澁澤龍彦没後30年だったー。至極残念。(2016.11.17 記)

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秋の鎌倉散歩 東慶寺

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古都鎌倉プチ散歩の最初は、縁切り寺で有名な東慶寺。夏目漱石座禅100年記念碑(上から3番目)、評論家小林秀雄(上から4番目)、禅の英訳者・禅の伝道師鈴木大拙(上から5番目)、哲学者和辻哲郎(上から6番目)の文人の墓や1964年の東京オリンピック女子バレーボール優勝監督の大松博文(上から7番目)やアムステルダムオリンピック三段跳び金メダルの織田幹雄(上から8番目)のスポーツで活躍した人の墓も。小林秀雄の墓を見つけるには少々時間がかかった。

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2016年アメリカ大統領選挙

“We make America great again”の共和党のドナルド・トランプ氏が、大方の予想を裏切って2016年11月8日のアメリカ大統領選挙で勝利した。これは固唾を飲んで(うんざりするほど聞いた言葉!)見守っていた世界中の人々にかなりのショックを与えたようだ。トランプ氏の勝因は白人の低所得者層を取り込んだことや都市住民が民主党のクリントン氏に投票したのに対し、地方の住民がトランプ氏に投票したこと、不況で喘ぐ白人労働者、一部のラティーノやアジア系それに一部クリントン嫌いの白人女性などがトランプ氏に票が流れたと早くも選挙分析がなされた。ニューヨークタイムズなどアメリカの主要マスコミは、民社党寄りで、移民排斥、人種差別、反グローバリズムを掲げ過激な言動をするトランプ氏を批判していた。トランプ氏を支持する新聞は地方紙の2紙だけだと伝えられたばかりの大逆転劇だった。恐らくは10月の終わりに突如発表されたEBIによるクリントン候補のemail機密搭載再調査(投票日前に結局打ち切ったが)が勝敗を分けたかも。いやいや、隠れトランプ支持者(silent voter)や忘れられた人たちがいて、トランプに投票したと。その数1000万人とも。喘ぐ白人中間層の存在をヒラリー・クリントンは見間違った。establishment(既得権益)のchange(変革)を訴えたトランプ陣営の選挙戦術が勝ったのだ。イギリスのEU離脱と同じことがアメリカでも起きた。ポピュリズム(大衆迎合主義)ー。アメリカ大統領選挙はいつの時代も変革をもたらしてくれる人に賭けて来たともいえる。世界的に内向きな傾向、振り子が右に触れているのが気になる。

さて、気になるトランプの選挙公約の実行だ。
アメリカファースト、保護主義。
①移民問題。犯罪者の移民を送還。メキシコとの国境に壁を建設するなど。
②TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)破棄。
③NAFTA(北米自由貿易協定)離脱。
④減税と高い関税。
⑤空港、鉄道、道路などの社会的インフラ整備。
⑥白人中間層などの雇用促進。
⑦安全保障問題。日本など海外にある米軍基地の負担、撤退も視野に。

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超人の面白読書 126 『ちくま 』2016年11月号を読みながら

作家の橋本治が、『ちくま』11月号の巻頭エッセイ(なだいなだ氏のときはよく読んでいた)、遠い地平、低い視点の今回のテーマは祭りの継承。ずっと不思議に思っていたことがこのエッセイで氷解して、少しだけ快感を味わった。
それは30代の初めに仕事で兵庫県の山あいの書店―最寄りの駅から川沿いを歩いて20分ほどかかった―に訪問して若い書店主と喫茶店で話していた時に、がり版刷りの新聞を差し出され、若い書店主が祭りや神輿のことについて熱く語ってくれたことだった。筆者はさほど神輿には興味がなかったので、不思議な人もいるもんだなと感心した。決して上手いとは言えない手書きの、しかも所々薄くてはっきりしない、神輿のイラストが私製新聞の真ん中に掲載されていて、よくまあ、細かく書かれているね、と若い書店主の祭りや神輿の復活にかける情熱が半端じゃなかったことを今でもはっきりと覚えている。その当時は神輿を担いで祭りを行う行事が、作家の橋本治が書いているように廃れていたのだ。それこそ大きな祭りはあったと思うが、商店街などを練り歩く祭りはあまり見かけなかったように記憶している(小中学生の頃は田舎の神社で行われる秋祭りによく出かけたものだ。それこそ子どもにとっては楽しみだった―)。それがいつ頃、多分10年後くらいからか、徐々に商店街に神輿を担いだ祭りが復活したのは。商店街での神輿を春(元来の意味は豊作祈願)、夏(元来の意味は病気よけ)、秋(元来の意味は収穫祭)、冬(元来の意味は豊作感謝)の季節に以前より見かけるようになって(テレビでの祭りの露出度も増した)、あの時兵庫県の書店主の語っていたことが現実味を帯びた。いやー、彼の情熱が伝わったのか予測が当たって驚いたものだ。が、一方で、祭りの宗教的な意味合いは薄れて、代わりにイベント性が出現した。日本社会が何か変わり始めた時期だったかも知れない。作家の橋本治が住宅街の祭りの様子を彼なりの視点で面白可笑しく活写しているが、筆者が住んでいる地域の小さな夏祭りも似たようなものだ。

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珍しい北欧料理の店紹介 7 沖縄・久米島 スウェーデン家庭料理店『SMÅKAKA』

10月の日曜日(10月23日)の夕方に放送された、テレビ東京の人気番組『モヤモヤさまぁ~ず 2』で沖縄・久米島にある小さなスウェーデン料理店『SMÅKAKA』(小さなクッキー)が紹介された。カウンター席6席とテーブル一つのスウェーデン家庭料理の店。切り盛りしているのはスウェーデンのイェーテボリィから移住したアンナさん。スウェーデンからこの沖縄の離島久米島に移り住んでいる人は本当に珍しいというか初めて。沖縄の海が故郷の海と似ていて、一目惚れし古民家を購入して、今年の4月に小さなレストランを開店したのだ。
番組のコンセプトは、ぶらぶらと緩く歩きながら店などを訪ねて、その都度出会った人々や面白おかしな品物などを紹介しながら楽しむのだ。今回は沖縄・久米島紀行。お笑いコンビ大竹と三村のさまぁ~ずの2人と大江、狩野アナに続いて3代目に抜擢された新任福田アナの3人でこのレストランに立ち寄ったのだ。日本語が出来ないスウェーデン人と英語が出来ない日本人とのチンプンカンプンな会話はもの一つ頼むのにも大変でむしろ滑稽な寸劇状態。しかし、そこは良くしたもので新任の福田アナが英語でカバー、さすが三村に英語、上手いじゃんと言わせたのも束の間、今度は“krona”(スウェーデンの通貨)のスウェーデン語の発音が出来なくて身振り手振り(with hands)の始末。結局、スウェーデンではごく普通に食べられているというシナモンロールとミルクをオーダー、スウェーディシュ スタイルでシナモンロールをミルクにつけて試食していた。Lycka till !!
詳しくはこのスウェーデン家庭料理店のオーナーアンナさんのブログを参照されたい。→https://smakaka.org/

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【写真はアンナさんのブログから】

ついでに「琉球新報」の記事はコチラ→http://http://ryukyushimpo.jp/news/entry-320941.html

それにしても日本からは遠い北欧のスウェーデン南西部のイェーテボリー、Göteborg(確か自動車メーカーのボルボや通信機器メーカーのエリクソンなどの本社があって、18世紀にはスウェーデン東インド会社の拠点だった人口52万の港湾都市)から移住するとはサプライズ、決断と実行の賜物で、さすがヴァイキングの末裔だけはある。沖縄・久米島はここからも遠いので食べには行けないが、いつか寄ってみたい。その前に首都圏で行っていない北欧料理の店に足を運ぶとするか。まずは吉祥寺にあるスウェーデン料理・ノルウェー料理のレストラン『ALLT GOTT』から始めるとしよう。

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超人の面白落語鑑賞 立川志の八の落語

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12月を思わせる寒い日曜日の午後、久しぶりに落語を鑑賞した。と言っても、テレビではたまに見る程度で(否、「笑点」は見ている方かも)、ましてや寄席にはめったに行ったことがない。横浜の「にぎわい座」に行ったのが最後だから、さて、何年経ったかー。
今回の落語鑑賞は、NHKの長寿番組「ためしてガッテンの司会者立川志の輔の2番弟子で横浜市出身の立川志の八の落語。薄茶系の着物を羽織った端正な顔立ちの41歳、メリハリの効いた、表情豊かな語りは積み上げた芸の域を広げてあまりある。演目は古典落語から「権助魚」と「二番煎じ」の2つ。午後1時から始まって2時40分まで。途中休憩10分。枕で嫉妬のjealousyは良い意味の嫉妬で、envyは悪い意味の嫉妬(ひょっとしたらenvyが良い意味の嫉妬のはず。聞き間違えでなければの話だが)と語ってから本題の「権助魚」に(出し物はあとで調べてわかった)。使用人の権助が女将に旦那の浮気の追跡に1円の小遣いをもらうが、追跡するはずの旦那に2円で買収され、魚釣りに行って、あげくは湯河原まで出かけてしまったので今日は帰って来ないと女将に行っておくれと告げられ、アリバイ作りに魚屋でスケソウダラ、ニシン、魔物のタコそれにかまぼこまで買って女将に持って行く。それを見た女将が海釣りの魚ばかりで川釣りのものがない!ましてや、かまぼこは釣れるものかいとバレバレ。権助は関東一円ではダメだったが、旦那さんからは2円もらったよと。これが一番目の出し物「権助魚」の大体のあらすじ。枕からすうーと入って場面は江戸の商家の女将と使用人権助の会話へ、身振り手振りを駆使して独特な話芸が展開される。演じる志の八の顔の表情、特に惚けた表情をリアルに画き切るしぐさ、その首を上下に振り、白黒させる目の動きが絶妙。思わず笑ってしまう。声の張りといい、全体的なしぐさといい、イメージの喚起力が強く観客を引き寄せる魅力がある。面白かった。高座の狭い場所から異空間に観客を誘い、庶民の哀楽を巧みに話芸で描くのだ。そして最後にオチがつく―。この「権助魚」にもバリエーションがあるらしい。魚の種類を替えるとか―。
志の八、今度は黒い着物に着替えて登場。10分間休憩中に寒いので暖房を入れたとか。2番目の出し物は「二番煎じ」。江戸の町で旦那衆が火の用心で夜回りをするが、寒いので詰所で次の夜回りが来るまで暖を取ることに。物足りないので誰か酒がないかと言うと酒を持ち込んだ者がいて持ってくる。そのうちに鍋がないかと言うと鍋を持ち込んだ者がいる。次にししはあるかと尋ねるとシィ(火)ならありますと猪肉を持ち込み猪鍋に。そのうち宴がたけなわになる。火の用心の夜回りの休憩どころか酔っぱらいまで出る始末。次の夜回りの来るのを気にしながら呑んでいると、ダン、ダンという音がして、それまで酒盛り中だった旦那衆が急に酔いざめの状態に。役人が入ってきたのだ。提灯を股に、酒や鍋をそれぞれのやり方で隠す。すると、役人がそれはなんだ、あれはなんだと問い質したので、男衆の一人が恐る恐る役人に薬だと酒を差し出す。役人は風邪気味なのでこの薬はちょうど良いとゴクンと飲み干す。これはうまい、もう一杯くれとゴクンと二杯目も呑んでしまう。もう酒は土瓶にないと役人に告げると、一回りしてくるからその時までに二番煎じておけと。この「二番煎じ」の噺にもバリエーションがあるらしい。これはネットで検索して知った。
寒い日だったが午後の1時間半、即席の寄席で演芸をたっぷり楽しんだ。心暖まるには落語に限る、とは少し大袈裟か(笑)。観客は年配衆が大半で70名はいたか。

追記 筆者は英語落語にも興味があるので上の噺の英語版があったら探して書き写してみたい。

追記2 昨日か一昨日の深夜に「ためしてガッテン」の再放送をたまたま見ていたら、ナレーターが筆者の知り合いのS氏ではなかった!誰かは知らないが若い人の声、S氏は辞めたか?(2016.11.1 記)


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