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2015/10/16

超人の面白時事 国立大学通知の波紋 2

あるPR雑誌の座談会で歴史学者がこう言っていた。「今年6月、文部科学大臣が国立大学に中期目標として、教員養成系学部と人文社会科学系学部の廃止や改組を命じた。すでに統合によって無くなる学科があるとか、相当深刻な話が出てきています。今の日本がやっているのは、「金になりますか」「企業に入ってすぐ戦力になりますか」と、それだけで学問の世界に圧力をかけているわけです。しかし電気を発明し、フィルムを発明しても、中身をつくるのは人文学で、それがなければ映画は出来ない。一人ひとりの生きる力につながるような刺激を与え、社会を変えていく力を与えるのは人文社会科学ですから。」(『図書』2015年9月号 いま、近世史を語る)このPR誌は8月に発売されたが、この中に“廃止”や改組を命じた、との廃止の文言がすでに入っていた。この“廃止”を巡って文部科学大臣が異例の謝罪をしたというのだ。2015年9月11日付「毎日新聞」朝刊のにゅーす360度 紙面審査委員会から の記事。「下村博文元文科相は9月11日、人文社会系については廃止ではなく見直しを求めたものだったとして「誤解を与える表現だった」と釈明しました。7月23日には日本学術会議が懸念を示す声明を出しました。すぐには「成果」の出ない文系をやりダマに揚げるかのような内容だと各方面から批判されたのは当然でしょう。文科相の釈明は、反発の高まりを受けて軌道修正したものと受け止めました。それにしても、こんな重要な政策変更が「通知」。ずいぶんアンバランスだなという印象を持ちました」。報道されるのは結論だけで、議論の過程を知りたいと書いていた。(続く)

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