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超人の面白読書 110 高槁政巳著『感じの漢字』

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この本の魅力は漢字のデザインのユニークさばかりではなく、イマジネーションの赴くままにたっぷりと書かれていることだ。雪、櫻、雲、雷、風、星、泉、華、朝、暮、明、響、寿、恵、恋、優、肉、有、然、家、豊、止、出、歩、澁、女、母、毎、敏、海、悔、吉、去、言、音、吾、我、貌、顔、羽、非、扉、戸&門、閂、開、間、閉、閏、聞、問、関、人、仁、比、北、介、右、左、友、争、自、目、耳、口、取、光、見、元、兄、児、己、配、妃、若、色、免、嫉妬、皿、血、白、百、炎、赤、青、蒼、紅、朱、茜、緋、子、人、化、老、亡、忘、望、卒、首、県、道、学、貴、流、智、徳、真、春、夏、秋、冬、幸の111文字。どうしてこういう字を選んだか著者に訊いてみたい気もするが。著者の篆刻家高槁政巳氏は、文字のもつ素晴らしい歴史的意味や美しさの伝承に幅広い活躍をしている人で福島県喜多方市でギャラリー「樂篆工房」を開いている。実を言うと、この本は福島県郡山市在住の友人Y君から教えてもらった本だ。彼はこの著者と知り合いなのか、この本に纏わるエピソードがあるらしく、今度会うときに話してくれるという。一読後アトランダムに開いた本書の「女」と「母」のページには下記のようなことばが散りばめられている。面白い。著者の象形文字に託した思い、イメージが伝わって来るようだ。12、3年前の本だが、ニューヨークなど海外でも著者の書や漢字のデザインについて関心の度合いが高いらしい。

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女はさまざまに変化する

両手を前できちんと揃え、跨いでかしづいている姿を表している。何に?といえば、男性に対してかしづいているという意味と、神の使いとなって神様にかしづいているとする意味の両方を含んでいる。

おっぱいのある女が「母」。

女の胸に乳房を表したのが「母」である。乳房は子供に母乳をやることを意味したものであり、母乳を飲む子供ができて初めて女性がちゃんと母になったという証を表している字なのである。

追記 この本は大分前に出版されたので絶版だった。で、図書館から借り出したのだが、表紙がぼろぼろ、仕方なくタイトルページを掲げたのが上記の写真。

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