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超人の面白読書 103 六草いちか著『それからのエリスーいま明らかになる『舞姫』の面影』 13

第4章 うしろ姿が見えてきたで、エリーゼの正体が俄然全面に現れるようになる。本書の構成が前著『鴎外の恋 舞姫エリスの真実』と深く関わり合っていることは、本書が続編の位置づけ的性格が濃いことにも起因するけれども、それより何よりノンフィクションの醍醐味は、ある意味では適度な知的刺激を受け、スリリングに読めることだろうか。この点からいえば、本書の構成も鮮やかな展開を見せることに工夫を凝らし、行動力のある著者の技量を上手く引き出している。読ませる作家かも。今まで女性ノンフィクション作家の最相葉月氏の『星新一 1001の話をつくったひと』や井上理津子氏の『さいごの色街飛田』を読んできたが、本書の作家六草いちか氏も彼女らに負けず劣らず刺激的なノンフィクション作家に違いない。
さてさて、エリーゼだ。ベルリンの州立公文書館の婚姻簿で、エリーゼが38歳で結婚していたことを突き詰めたのだ。〈続く〉

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