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超人の面白読書 103 サヘル・ローズ著『戦場から女優へ』

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昨日BS朝日テレビであの「お・も・て・な・し」の一言で一躍超有名になった滝川クリステルがレオナルド・ダ・ヴンチのもう一枚のモナリザの謎を探る『滝川クリステルのフィレンツェ紀行 もう一枚のモナリザ 天才ダ・ヴィンチの謎を追う』を観て面白かったが、その前に滝川クリステルのものまねで有名になったタレント・女優のサヘル・ローズ(別名滝川クリサヘル、さっちゃん)が故郷のイランを訪ねる旅番組「旅のチカラ」失われた故郷の記憶を求めて~サヘル・ローズ イラン~(NHK BSプレミアム)の再放送を去年の暮れに観ていたのだ。これがなかなか感動的ですぐに彼女が書いた『戦場から女優へ』の本をネットで注文、今日届いて一気に読んだ。自称ミーハーの筆者だが、この手のタレント本を読むのは山口百恵の『蒼い時』以来云十年ぶり。まだ28歳のタレント・女優のサヘル・ローズ、しかし人生の数奇な運命から立ち上がって、育ての親―なんと素敵な母親だろうか―の愛情を一杯受けながらともに突き進む様は感動的。涙なくしては読めない本である。現在の彼女の夢は女優の勲章であるオスカー像を獲得することとでかいが孤児たちの支援もしたいと自分の生い立ちを忘れない。思わず応援したくなってしまう。すらすら読めてしまったが、ここには人生の辛酸を舐めた親子のドラマがあるがまた、手を差し伸べてくれた人たちとの邂逅もあって、そのことが彼女の持ち前のポジティブさ、夢の実現に向かうエネルギーとなっていることも確かだろう。これからも前を向いて頑張ってほしいと願うばかりだ。原爆、原発、戦争、人間の醜い争いがいかに人間を路頭に迷わせ、未だに犠牲者を増やしている―。この本でもそのことを大いに考えさせられた。イラン人女性映画監督モハマド・シルワーニさん、芥川賞候補にもなったイラン人女性シリン・ネザマフィさんそして今回登場のサヘル・ローズ(祖母が名付け親で静かなバラの意)さん、これで日本で活躍するイラン人女性は少なくとも3人知り得た。

追記 サヘル・ローズさんはNHKのテレビ番組「探検 バクモン」に出演していた!(2014.1.15 記)

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