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超人の面白読書 102 キャサリン•サンソム著 大久保美春訳 『東京に暮す』  3

本書はマージョリー西脇女史の挿絵が42枚入っていて、タッチといい、表情といい、洒落ていてユーモラスである。下記は筆者が本文からピックアップした挿絵。一番下の挿絵には「低温牛乳」と書かれた文字があるが、本書が書かれた昭和初期には低温で殺菌された牛乳が出回っていた。それは黒川鍾信著『東京牛乳物語 和田牧場の明治・大正・昭和』に詳しい。また、筆者のブログ(『超人の面白読書 62 』2009年12月20日~12月27日)も参照されたい。挿絵は左から「二人の赤ん坊を抱える母親」(P.97)、「チンドン屋ー巡回宣伝マン」(P.197)、「保養地の大衆浴場」(P.219)、「下宿する学生」(P.154)。改めてよく見ると、今年話題になった小学館ビルの漫画家による落書を彷彿させる。マージョリー西脇女史は漫画家のさきがけの人、だったー。
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追記 昨日の日経新聞(2015年6月7日)のコラムは、昨今の外国人観光客の急増について書いていたが、英文学者で詩人の西脇順三郎の最初の夫人であるマージョリさんが挿絵を描いた、キャサリン・サムソム著『東京に暮らす』の本に言及して、昭和の初期の当時も日本人のもてなしや親切心は変わらないとそのコラムを締めくくっていた。いやはや、コラム子は勉強家、こういう本まで掘り出してくる。できれば挿絵に少し触れてほしかったがー(2015.6.8 記)。

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