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超人の面白読書 99 三瓶恵子著『人を見捨てない国、スウェーデン』 7

ここでは小見出しの育児休暇、保育所のところで統計的な数字を拾ってみよう。日本との違いが一目瞭然だからだ。1901年に出産に関して4週間の育児休暇を認め、1939年には結婚、妊娠、出産を理由に女性を解雇してはいけない法律ができる。1959年に出産後3ヶ月の育児休暇制度ができる。2002年には480日に改正され今日まで続いている。母親・父親の両方が対象としており、両方が均等にわけるとボーナス(1日あたり50クローナ。約600円)がついたり、「パパの月」(現在は2ヶ月間。父親が取らないとその期間は育児休暇がなくなってしまうため、多くの父親が少なくともその間は仕事を休んで育児をする)が設けられているそうだ。育児休暇制度にはスウェーデンの男女平等政策の歴史が反映されているらしく、20世紀初めには女性国会議員はほとんどいなかった。今では国会議員の45%が女性で、また、国や地方自治体などの公共部門の長の6割が女性だが私企業部門ではまだ二割程度だと著者は書いている。
保育料は子どもの数、預ける時間数、親の収入によって違うらしく、国によって最高額が決められている。
下記はそれを表で示したもの。

【保育料の最高額】
 
          料金      最高額
保育所
 子ども1人 親の収入の3%  1260クローナ(約15000円)
    2人      2%    820 
   3人以上      1%   420
学童保育所
 子ども1人      2%   840
     2人      1%   420
  3人以上      1%   420

日本の幼稚園に相当する教育的活動は保育所に含まれるので、その部分(年間525時間分)は無料。最近ではその部分の教育的活動が学校の中に組み込まれて、「就学前学校」という名前になっているが、一般的には「〇年生」と呼ばれ、義務教育ではないけれども市が運営しているので無料と著者。(つづく)

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