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超人の面白読書 97 河合武著『不思議な国の原子力ー日本の現状ー』 3

「変則民間会社」原電の誕生 九電力は、「安い」を立証しようと、英国型発電炉を日本に建設すれば1キロワット時4円47銭で火力なみだという。ノーベル賞のかつぎ出し 日本でただ一人のノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士(京都大学基礎物理研究所長)は、原子力委員を辞めてから、「もう原子力委員などはこりごりだ。私はただ利用されただけなんですからね」と静かに述懐する。「正力放言」と湯川さんの最初の言葉 正力氏は湯川さんをカンカンに怒らせてしまったのである。「車中談」なるもので、「5年後には実用規模の発電炉を建てる」という「大放言」をしたからだ。 ロイド、ヒントンが事のおこり 輪をかけた「宇田放言」 正力氏のあとを受けて、同年末、石橋内閣の原子力委員長なった故宇田耕一氏も、正力氏に輪をかけた放言居士だった。 
第2章 利用された原子力 既成事実「原子炉と鮭罐」 機密漏洩の方が大騒ぎ 首に鈴をつけに行ったのは・・・ 「札束で学者の頭をぶん殴った」 選挙目あての誘致合戦 緒戦で政治に敗れる 原子力の「グラマン・ロッキード」 クーデターはくい止めたが・・・ 原子炉の火は財閥を復活させた 「原子炉」というものは、まことに不思議なものである。中性子を出したり、熱をだし、電気をともすというだけの代物だけではない。「原子炉は、『財閥』までもつくりあげる」

原子力産業5グループ(昭和35年12月15日現在) 日本原子力事業(三井系)東芝、三井物産、三井化学、三井銀行、石川島重工、横河電気、東レ、竹中工、西松建設他計41社 三菱原子力(三菱系)三菱重機、三菱商事、三菱金属、三菱銀行、旭ガラス、東京海上他計27社 東京原子力産業(日立、昭電系)日立、日立造船、三和銀行、日本鉱業、昭和電工、日本セメント、鹿島建設他計24社 第一原子力(古河、川崎、富士系)富士電機、富士通信、古河電工、川重、神戸製鋼、荏原製作、伊藤忠、第一銀行他計25社 住友原子力(住友系)住友化学、住友機工、住友金工、日本板ガラス、日本電気、明電舎、住友銀行、住友商事他系37社

 滑りこんだAMF とどのつまりは「輪番制」 寝業、立業、自由自在 来るか、「駅弁」原子炉時代 ギブ・アンド・テイク 新代議士も誕生 <続く> 

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