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超人の面白読書 94 木村誠著『危ない私立大学 残る私立大学』 3

蛇足だが現にアメリカの公立大学に通っている知人の息子は、特にテストが近づくと15、6時間の猛勉強をしている。でないとテストでいい成績が取れないらしい。アメリカ人の学生はダメだとさっさと諦めてしまうらしい。アジア人とのハンディはあるか?日本の大学を卒業してヒューストンとニューヨークの語学学校に2年以上在籍した後の公立大学、専門コースはかなり難しいと聞いている。

2の続きだ。東北芸術工科大学、高知工科大学、静岡文化芸術大学、名桜大学、鳥取環境大学の公設民営も衣替えして志願者数が回復(本文P.156)。筆者としては常日頃馴染みのない理系の傾向を読むのも楽しみだった。。理・工・理工系は関西学院大学理工が偏差値急上昇、農・水産系は獣医と応用化学は難易度かわらず、医療系では歯と薬が定員割れ、ということらしい。何度本書を巡っても画期的な解決策は見えてこない。明治時代の教育者、森有礼の極端な教育改革は無理としても(今でも無茶過ぎて困るが、変なことに言語偏重主義が蔓延し始めている)、高等教育機関の施策はもっとビビツトに感応していい。しかし問題は教育力だ。よく100年の計といわれるが、それなりの人材を輩出するために、教育力その一点の解決こそ大学にとって肝要と思うのだがどうだろう。もちろん大学での研究も大事なことは百も承知 、ここではこの問題を詳述しない。
ここまで書いてきてふと気づいたことがある。それは本書にも書かれているが、少子化 、少子化と騒がれている割には大学が増加しているという不思議な現象である。その謎を解く鍵は、どうやら文系ではなく理系のある分野が膨らんでいることらしい。看護と医療の分野だ。また、本書を通読すれば分かることだが、有名私立大学も危機意識を持って斬新な改革を試みていることだ。そんな斬新な改革やユニークな取り組みを折り込みながら、北は北海道から南は九州まで主要な大学の今を掻い摘んでリポートしている。
さて、今流行りの大学ランキング。ここに興味深いランキングがある(本文P.203の表)。高校の先生が生徒に勧めたい私立大学の2012年版。慶応大、早稲田大、ICU、東京理科大、明治大と続き、この後も興味があるが字数が尽きた。この後は次回へ。(続く)

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