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超人の面白読書 92 井上理津子著『さいごの色街飛田』 5

阿部定事件はその昔映画になったくらいだからご存知の方は多いはず。元々は神田生まれ飛田でも働いた。男根切断事件を起こして新聞にも載った。また、飛田近くに住んだ直木賞作家黒岩重吾も戦後のある時期天国と地獄を体験した作家だった。筆者はかつて黒岩重吾と友人だった人に会ったことがある。今本書に誘われて彼の著書『飛田ホテル』を近々読んでみるつもりだ。しかし社会教育者篠原無然の仕事には頭が下がる。時は大正末期、飛田の歴史を本当に「救済」する側から著者が掘り起こした。出身地岐阜県では知られているが全国的にはまだ無名らしい。本書が出たことで少しは知られ始めたか。
飛田の最盛期は昭和5年から昭和12年、貸座敷240軒、娼妓数3200人、遊客数153万人。当時(昭和11年)全国で娼妓数約5万人だったからその規模では吉原、中村を抜いて日本一だと書いている(本文P.115)。(つづく)

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