超人の面白読書 90 ノーベル文学賞受賞者スウェーデンの詩人トーマス・トランストロンメル氏の作品を読む 34
私の記憶にある教師たちは、もちろん緊張をほぐし興奮を抑えてくれた人たちで、また、生き生きとしていて色彩豊か、しかも独創的な人たちだった。彼らは少数派だったが公平さがあった。批判的な立場を描こうとすればこうだろう。「私の前の羨ましい蕪の頭たちには愛されていない。愛されていないが、少なくとも忘れていないことは確かだろう」
クラスは一つの劇場だった。先導の選手である先生は無慈悲な吟味を受けて舞台の上で演じた。生徒も観客と同時に、時には自分たちの役を演じた。
私たちは失敗しないためにも自分で守らなければならなかった。私たちは攻撃の噴出の繰り返しに慣れなければならなかった。良い基盤を築いていたR先生は厳格で指導も厳しかった。だが本当は劇場的ではなかった。家でこんなことは何も学べなかった。場面や座席そして父親役に怒鳴ることなど。母親は正直だが地味だった。怒りをぶちまけることは子どもじみていた。私は子どもっぽくよく怒ったが、今はバランスの取れた若者だ。私の理想は英国人―唇の上が堅いなどの。憤怒の噴出は伊独枢軸国にあった。
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