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超人の面白読書 87 雑誌『文學界』2011年5月号掲載の津村節子作「紅梅」を読む 5

 育子は仕事をこなしながら夫の看護に当たる。そして退院。血糖値を上げないための食事療法、インシュリンの注射(注射器を渡し夫自身が腹部に注射する)の手配、各種薬の服用など、育子が賞選考会などで出かけている時には娘が看護に当たる。育子の右眼の視力が極端に落ちて育子もステロイド注入の治療を受ける。夫が入院している三鷹の病院と育子が通うお茶の水の病院は月曜日、病的な肩凝り症でそのためのヨガ教室通いの後に訪ねる。夫は運動が苦手らしく、せいぜい一晩に10軒ぐらいハシゴするから歩くのは充分だと嘯いた。カーテンは黄ばみ、灰皿が一杯になるほど煙草も吸った―。
 退院生活後には夫婦で玉川上水を散歩するようになる。そしてまた、結婚当初のことや夫が文学賞の候補になった話などが綴られる。そんな中夫が短編の推敲を終える。総合雑誌にエッセイも書く。舌の痛みは続いていたが、脇腹が痛むようになり抗癌剤の点滴をする。

育子の心こもった看護に感謝。

後になって夫の日記にこう記されていて、育子は涙ぐんだ。

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