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超人の面白読書 87 雑誌『文學界』 2011 年5月号掲載の津村節子作「紅梅」を読む 6

 5月1日、夫の79歳の誕生日。息子と娘を呼んでの細やかな祝いをする。抗癌剤で効果がないならとその道の権威の先生に免疫治療法を受ける。免疫治療法とは、リンパ球を体外で培養しながら活性化し、患者の身体に戻すというもの。紹介されて二子玉川にある免疫治療クリニックに行く。医師との会話やファミリーレストランで好物の鰹のたたきやカキフライを食べた話が続き、雑誌の記念号にと原稿依頼も来るが、育子の短編のみ受ける。同人雑誌時代は他人の文章を読む合評会があったが、プロになるとお互いの作品は読まなくなる。夫は最初の文学賞受賞作すら読んでいないと育子―。

「そうだな。問題は結末だな」

これが夫が唯一読んだ短編だという。

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