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超人の面白読書 85 読みかけの本や雑誌の寸評 2

■丸善刊「學鐙」春号の続き。
やはりここは紅野敏郎の労作『「學鐙」を読む』(連載198回)に各著名人が思いの丈を語っていることが面白い。筆者もこの連載を読むのが楽しみだった一人だ。そのなかで紅野敏郎さんと北川和男というタイトルの近藤信行のエッセイは、『「學鐙」を読む』の連載の企画など内輪話が聞けて興味深い。
『この「學鐙」を読む』の後の連載企画が欲しいが。一読者として。偉大すぎるか…。

■「ちくま」5月号
毎回読んでいるなだいなだの“老論“が面白い。医者の立場や市民の目線からの発言。今回は東電が病院をもっいるから始まって、原発に関してチェルノブイリから学んでもよかった、そして電力を生産することから電力に頼らない生活へと考えた方が良い、そのためには技術力だが、人類の技術力という考え方が必要だと結んでいる。前号かな、フランスの禁煙事情なども面白かった。この作家が毎日新聞書評欄の「好きなもの」に、私の好きなものは羊乳製のチーズ“トム”だと書いていた。これは誰にも教えたくない絶品と絶賛。産地はピレネー山脈らしい。あるチーズソムリエもどきに訊いたら、「チーズの大様」にあるかもと。まだ見つけだしていない。

佐野愼一は「テレビ玄魔館」で大災害を特集した「朝まで生テレビ」をあまりにも空虚でうすっぺらだったとバッサリ。筆者も視たが。

日本のフランス文学界の大御所、鈴木信太郎を父にもつ鈴木道彦の日本のフランス文学受容史の連載(フランス文学者の誕生―鈴木家の人びと)も興味深い。この連載はまだ始まったばかり。これに先んじて去年から連載されている鹿島茂の「神田神保町書し街考」も、同じフランス文学者なのでその歴史を語ると何かと交差する。そこが面白い。

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