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超人の面白読書 85 読みかけの本や雑誌 寸評 3

■2年前に編集・翻訳出版された本。アメリカの雑誌「Harper's」で環境ジャーナリストがアイスランドをリポートしたもの中にこの本を紹介していた。(詳細は次を参照。超人のジャーナリスト・アイ 22 アメリカの雑誌を読む 小国アイスランド報告 レベッカ・ソルニット「ユートピアだより。アイスランドの恭しい反理想郷」)アンドリ・マグナソン著森内薫訳『よみがえれ!夢の国アイスランド 世界を救うアイデアがここから生まれる』(NHK出版 2009年刊)
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という環境問題やエネルギー問題を扱った本だ。全訳ではなく日本人向きでないところは省いて翻訳している。アイスランド語(古語の形態を残しためずらしい言語)は残念ながら読めないから英語版を探して洋書通販で購入。在庫はその時点で1冊だった。その英文版: Andri Snaer Magnason : Dreamland A Self-Help Manual for a frightened Nation, Citizen-Press, London.20110520203745_00002_2
アメリカの軍事力と引き換えに安価な水力発電を利用してアメリカ資本のアルミ工場がいくつも建設され、また建設計画されているが、それにより自然環境がどんどん破壊されている。人口30万、金融のデフォルトでも話題になった小国アイスランド。この本は歌手のビョークも最初に一文を寄せているが、アイスランドのエネルギー開発と環境破壊に対する警告と解決の書だ。

■北村行孝・三島勇著『日本の原子力施設データ どこに何があり、何をしているのか』(講談社ブルーバックス 2001年9月第1刷、2011年4月第4刷)なるまさしく原子力に関する本。緊急増刷したようだ。読売新聞科学部担当の記者が書いた本だが、3.11の東日本大震災にも4行言及している(はじめにのP.7)。基本的にデータは10年前の2001年現在のもの。ここでも「風評被害」が問題だった。望まれる透明性や安全目標のことも書かれているが、原発を止めてもらいたいとは書いていない。原子力についての基本データはおさえられる本。

追記。5月21日アイスランド南東部のグリムスボトンが噴火した。去年春には南部のエイヤヤトラヨークトル氷河の火山が爆発、噴煙でヨーロッパの空港などに被害を及ぼした。2011.5.24

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