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超人の面白読書 85 読みかけの本や雑誌 寸評 4

■吉村昭著『三陸海岸大津波』(文春文庫)。明治29年、昭和8年、昭和35年の三陸陸海岸を襲った大津波を描いた記録文学。田老町は明治以来3度も津波に襲われている。
 今日某図書館で3.11直後の地方紙の新聞を読んでいて2点目についた。1点目はいわき市平二丁目の書店『K』の家屋崩壊写真。20110225122009_00001
 2点目は薄磯海岸に来た大津波を目撃した豊間のカントリークラブの関係者の証言だ(つい5日前に訪ねた薄磯海岸)。

「黒い塊に見えた」

 これは吉村昭の小説にも描かれているが、今回大津波は午後3時過ぎ。昼なのだ。
因みに、この文庫は特別に宣伝もしていないが10刷、15万部売れているそうだ。
 解説で作家の高山文彦が面白い例えをしていた。映画でよく観た「ゴジラ」あるいは「八岐大蛇」が大津波と。作者あとがきで吉村昭は、今も三陸海岸を旅すると、所々に見える防波堤とともに、多くの死者の声がきこえるような気がすると書いている。そして今回の三陸海岸地震・大津波だ。想像を絶することがまた起きた。今度は防波堤をはるかに越えて…。

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