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超人の面白読書 85 読みかけの本や雑誌 寸評

昨日読書家で知られた俳優・司会者の児玉清が胃癌のため亡くなった。享年80歳。BSで週末放送の「週刊ブックレビュー」の司会でもお馴染みだ。優しい口調の中にも鋭い批評が光っていた。合掌。

1、「図書」5月号
こぼればなしが珍しく1ページを割いての今回の大地震の話。「帰宅難民」の群れで溢れかえっていたことやヴォルテールの長編詩「リスボンの災厄に関する詩」に言及、そして哲学小説『カンディード』(岩波文庫)に及び、最後の場面を引用している。「ぼくたちの庭を耕さなければなりません」
巻末の新刊・重版案内で気になった本。
プルースト/吉川一義訳『失われた時を求めて』、スフィフト/平井正穂訳『ガリヴァー旅行記』(映画もみたい)、チャペック/千野栄一訳『ロボット』(まだ完読していず)、寺田寅彦『柿の種』(ヒントが一杯みたい)、菅野昭正編『知の巨匠 加藤周一』、中村明『語感のトレーニング』(岩波新書)、水谷静夫『曲がり角の日本語』(岩波新書)、杉山伸也『日本経済史』、金水敏『文法史』、吉見俊哉『大学とは何か』。

2、「學鐙」春号
紅野敏郎先生追悼 特集 読書
村上陽一郎の「本・読書・読者」(若いときの読書体験が面白かった)、池内了、亀山郁夫、三浦雅士、三田誠広の読書に関するエッセイ、特になし。紅野敏郎先生追悼はまだ途中まで。高井有一からだが。亡くなった谷沢永一も書いている。谷沢といえば、作家で毎日新聞の書評委員の丸谷才一の追悼文が印象的。関西の一大批評家だったことは認めるが、過激な右翼的言動にはついていけないと書いていた。その谷沢が紅野敏郎は、近代文学研究の開拓者であり、鼻祖であったと小文を結んでいる。

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