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超人の面白読書 76 カレル・チャペック著『北欧の旅』 3

 チャペックはこの本の始めに書いている。下記は飯島周編訳での本文引用。
 わたしの北への旅はずっと昔、まだ幼かった日々に読んでいた物語から始まった―イェ―テボリからヴェガ号に乗って…。中略。
 北への二つ目の旅は学問芸術の旅で、ずっと長く続き、おそらく、いつになっても完成されることがないだろう。その波止場や停泊池は、キェルケゴール、ヤコブセン、ストリンドベリ、ハムスン等々という人の名前である。そこでわたしは、スカンジナヴィビア全体にわたって、名前ばかりでいっぱいの地図を描かねばならないわけだ。ブランデスとギェレルプ、イェイェルスタム、ラーゲルレーヴとヘイデンスタム、ガルボルグ、イプセン、ビョルンソン、リー、チェラン、ドウン、ウンセット、その他まだ誰がいるのかわからない―たとえばペル・ハルストレーム。そしてオラ・ハンソン、ヨハン・ボイェル、その他その他、たとえばアンデルセン=ネクセー。中略。大きな文学とは、ある特定の民族的なものでありながら、同時にすべての民族が理解できる、親しみ深い身近な言葉で語られるものである。いかなる外交術も、いかなる民族連合も、文学ほどの普遍性を持っていない。にも拘わらず人々は、文学に対して十分に重きを置かない。そのため、人々は、いまだにずっと憎しみ合ったり、よそよそしくなったりしてしまうのだ。
 コペンハーゲンの章ではコペンハーゲン陶器の話をしたあと、注意すべきものが他にも数多くあると書き、11点具体的にあげている。その4、大きな熊毛帽をかぶった王宮の護衛兵。わたしは12人の護衛兵を見たが、堂々たる光景だった。「ごらんなさい、ここには」とガイドが誇らし気に指し示した。「わが国の軍隊の半分がいます。」

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