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超人の面白読書 70 梅棹忠夫著『知的生産の技術』

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 文化人類学者で国立民族学博物館創設者の梅棹忠夫氏が、老衰のため今月3日に亡くなった。享年90歳。まさに知の巨人墜つ、である。筆者も多少なりに知的刺激を受けた人間の一人だが、石毛直道氏や河合雅雄氏など生前薫陶を受けた人たちの話は興味津々だ。特に若い時代の頃の話など。その中の一つ、朝日新聞に追悼記事を載せた河合雅雄氏談にこんなのがある。かつて桑原武夫は鶴見俊輔と梅棹忠夫を称して〈天才〉と言っていたそうだ。相手に逃げ道を与えてやれよ、と桑原武夫に言わしめたほど論破の主だったらしい。また、石毛直道氏は知的活動にたずさわる者にとって大事なのは「前提のきりくずしという能力である」と書いていた(「毎日新聞」2010年7月18日」5面〈悼む〉欄)。
 ここでは彼の一般人向けに書かれた岩波新書『知的生産の技術』について速読しながら再読した読後感を綴ってみたい。この新書は1969年7月刊行で、今から41年前に書かれた本だが、全然古臭くなく、むしろ今もってある種の光彩を放っている。知的ヒントが散りばめられているのだ。だから2010年3月現在で83版も重ねている。ここには時代を超えた普遍性がある。
 本文77ページ読了。例の京大式カードの話だ。これは筆者も取り入れて長いが、筆者のはメモ代わり、カード保存はほんの一部である。しかし、オリジナルの革製カバーと特製の下敷きそれに紙は伊東屋製だ。常時25枚は鞄に入れて持ち歩いている。企画書下書き、本や雑誌名、読書メモ、翻訳下書き、アイデア、交通費下書きなどノート代わりに活用している。〈続く〉

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