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超人の面白読書 64 吉田豊著『牛乳と日本人』続

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 酪はヨーグルト(発酵乳)または、練乳、あるいはバター。蘇はクリームかバター、または練乳、あるいはチーズ。醍醐はバターオイルまたはチーズと一定しない(P.26)。文献から蘇は乳を単に10分の1に加熱濃縮した、日本古来のものはチーズだと認められる。、明の時代の『本草綱目』によれば、醍醐は蘇(バターなら)を精製加工してつくりあげる→バターオイルとなるが、加熱濃縮型の蘇の場合には蛋白質と結合しているので、バターオイルは分離することができない、つまり醍醐はつくれない。わが国では文献にはあるが、実際にはつくられなかった幻の食品であった由。また、『般若経』では醍醐は、仏の道をきわめる段階を乳製品の製造にたとえたもので、修行によりだんだんと高い地位に上がった最上の仏の段階を醍醐としている。醍醐天皇というように天皇の名前が醍醐になっているのは興味深いとし、醍醐が実在の食品でなかったことを示唆すると著者は推測する(P.32)。

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