« 超人の面白読書 62 黒川鍾信著 『東京牛乳物語』 4 | トップページ | 超人の面白読書 62 黒川鍾信著 『東京牛乳物語』 6 »

超人の面白読書 62 黒川鍾信著『東京牛乳物語』 5

  さて、本書の一代記を急いで活写してみよう。
 近代市乳営業の元祖前田留吉、阪川當晴、写真開発でも有名な下岡蓮杖の「北辰社」など明治初期の名立たる牛乳屋の面々。鷹匠家系の和田家は明治で失職、9代目半次郎が東京でひょんなことから前田留吉と出会い口説かれ、50才で牛乳屋に転職、明治8年9月に下谷区練塀町に「和田牛乳店」をオープン、乳牛3頭、子牛2頭の小さな店だった。これが初代。「早暁星を仰ぎて乳を搾り」の成果は、収入から支出を引いた差引利益がかなり出たらしい(明治12年当時、白米10キロが55銭、利益金は374円もあったらしい。牛乳屋は特定の層に高値で売れたのだ!)。詳しくは本書104ページの収支決算書を参照されたい。筆者も愚作の参照にと収支決算書を探しているが、地元の図書館などに問い合わせしたものの残存していない。
 初代の婿養子に入った二代目は、薬学を東大の医学校で学んだほどの人物でアメリカにも留学している。

|

« 超人の面白読書 62 黒川鍾信著 『東京牛乳物語』 4 | トップページ | 超人の面白読書 62 黒川鍾信著 『東京牛乳物語』 6 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77059/47104666

この記事へのトラックバック一覧です: 超人の面白読書 62 黒川鍾信著『東京牛乳物語』 5:

« 超人の面白読書 62 黒川鍾信著 『東京牛乳物語』 4 | トップページ | 超人の面白読書 62 黒川鍾信著 『東京牛乳物語』 6 »