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超人の面白読書 61 アメリカのベストセラー A Gate at the Stairs の最初のページを読む 2

 私はアルバイトを捜していた。学生でベビーシッターのアルバイトが必要だった。魅力的だが冷えきった隣人たちの中で次から次へと面接しに歩きたかった。その隣人たちとは凍てついた地面で突いているたくさんの不気味なツグミたちだ。灰褐色で傷ついていた。もっとも最良の環境にいる鳥たちが少しも傷ついていないようにも見えたが。私の観察では週遅くまでにはとうとう鳥たちはいなくなっていた。最初は鳥たちがどうしてしまったかを考えたくなかった。むしろそれは心の機微を装う礼儀正しさの一種の表現だと考えた。というのは、事実ずっと不思議に思っていたのだ。鳥たちは大量に死んだのではないか、町外れのすごいとうもろこし畑で、また、イリノイ州線に沿って数マイルもちらほら空から落ちたのではないかと想像していたのだ。
 1月の学期の最初がスタートするはずの12月にアルバイトを捜していた。期末試験を終えて学生アルバイト“子どもの面倒を見ることができる人”の掲示板の広告に答えていた。子どもが好きだった。やった!それともむしろ子どもたちがOKを出すのが好きだった。興味津々だった。子どもたちの根気や公平さをほめた。そうして彼らとうまくやれば赤ん坊を見ておかしな顔もできた。年上の子どもにトランプを教え、サイケ調に芝居じみて話しをすると和んでとりこにすることもできた。しかし特別に子どもをあやすスキルがあるわけではなかった。

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