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ナンセンス詩あるいは 2009年夏 葉月 誰が風を見たでしょう 2

ナンセンス詩あるいは
2009年夏 葉月 
誰が風を見たでしょう 2

夜明け頃 どういう訳か猛獣・珍獣のザオリスが徘徊する まずトイレがガタンと 次にドアがパタンと音を立てる こんな朝に誰がいる たれがいる 不思議発見 探検は頭上と現の世界を交信しながら 続くが 猛獣・珍獣のザオリスは 素早いから すぐ見失う 早い朝はコケコッコーではなく シッコと紙の塊 紙の舞 母音〈う〉と〈あ〉の非連続音が響く ジャズよりもソプラノよりも超越して 身体語が響くのだ 魂の叫びが朝早く始まったのだ 猛獣・珍獣のザオリスは朝靄のなか 分け入った森でリングを探す どこそこと長い指がアンテナ代わり その鋭さは磁石 ししゃく シルバーリングを見つけだすのだ 猛獣・珍獣ザオリスのアクセサリーも思考回路を掻き乱す どっこい後首近くにリングが跳ねる その微かな音叉 ワンダモーニングコーヒーの空き缶が棚に置き去り 嗅ぐか投げるか それが問題 だから 誰が風を見たでしょう〈つづく〉

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